東京在住です。3.11の地震の時は30センチのキューブ水槽が倒れてしまいました。水槽台の高さは85センチくらいあり、縦横は水槽と同じサイズの水槽台でした。もちろん、当然のことながらその水槽の生体はすべて死亡しました。他には高さが60センチの縦横水槽同サイズのメタルラックに載せていた45センチのスリム水槽も倒れました。こちらも生体は全滅、30センチ45センチ水槽共に割れました。床は水浸しの滅茶苦茶な状態で他の水槽からの水こぼれもあり、床が浸水状態でした。床のカーペットシートを張り替え、その下の床材も腐ってしまうので張り替えとなりました。床やソファーなど全部で40万円ほどの出費になりました。水槽は1階のリビングまわりにあったので床を剥がして床下を乾燥させればなんとか回復できる状態でした。これがもしも賃貸でしかも2階より上の階であったらと想像すると階下の住人への被害を考えると背筋が凍る思いです。他にも120センチ90センチ60センチ45センチの水槽を所有していますが、120センチと90センチは10センチくらい水槽台からズレた状態になり、床に水が水槽の1/4くらいこぼれていました。60センチも水はこぼれていましたが水槽台の四隅周囲に高さ3センチほどの枠があったので水槽台は床から動いていましたが水槽台から水槽はずれていませんでした。
もう震度5強以上の地震は諦めるしかないですね。人も命にかかわる事態だし、そもそも飼い主が死んでしまっては魚たちも死ぬわけですから、せめても水槽は寝ている場所へ落下してくるような最悪の事態を避けるように設置するべきです。肝心なのは水槽台の1辺が45センチ以下のものは倒れやすいので床に水槽台の足をL字金具でボルト固定してしまうのが効果的だと思います。水槽台と水槽は水槽台の四隅をL字金具で覆ってしまうとズレるリスクは抑えられますし、水槽の底面に両面テープが付いたマジックテープを貼ってしまい、水槽台と水槽をマジックテープで固定してしまうのも落下防止になると思います。私はそうやって予防しています。しかしながら、震度6や7の地震にはまったく無意味な対策かもしれませんね。東京は5程度で済んだので…
地震が起きて電車が停まり1日後にようやく歩いてなんとか自宅に辿り着いて水や割れたガラスで滅茶苦茶になった自宅を観て正直立ち直れない絶望感と悲しみに1週間くらい何もやる気の起きない茫然自失の状態でした。
床には死んでしまった魚たちが散乱し、部屋一面ソイルや水草でぐちゃぐちゃになっており、2度と熱帯魚はやらないと思ったものでした。あの時のことを乗り越えて今に至るわけですが、魚は水の中に居ないと即座に死んでしまう生き物なので地震にだけは非常にリスクのあるペットだと覚悟をする必要があります。