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白点病(はくてんびょう)  

原生動物繊毛虫類である「白点虫(イクチオフチリウス)」に寄生されることで発症する。


原因  

第一に水質の悪化が原因になる。
食べ残しや水のよどみがないか、アンモニア亜硝酸硝酸塩の濃度が高くなり免疫機能が低下すると起こりやすい。


症状  

体表に白い1mm程度の点のような模様が表れる。
ポツポツと白い胡麻を振ったようになり、最終的には鱗が剥がれたりもする。またシストと呼ばれる卵のようなもので仔虫(遊走子)を増やすので水槽内で蔓延しやすい。
表皮の奥まで入り込むため治療には1週間程度かかる。


治療方法  

ろ過能力の不足や水換え頻度の見直しなど、水質の管理を見直す必要がある。またシストによって水槽内に白点虫が蔓延している可能性があるので100%の水換えを行う。

白点病にかかった個体は隔離し、薬浴を行う。メチレンブルーと0.5~1%の食塩水を組み合わせるか、ニューグリーンFを用いた薬浴が効果的。

20度前後が一番白点病にかかりやすいため、25度程度に温度をあげると効果が上がる。

白点虫は唐辛子の成分に弱いので、唐辛子を入れる方法もある。唐辛子自体が腐って他の病気の原因にならないように注意が必要。


関連リンク  

エピスチリス症キドロネラ症


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