現在位置 : トップページ水草図鑑浮き草図鑑 > リシア

リシア  

和名で鹿角苔と呼ばれるように鹿の角のようにY字に広がる浮き草です。

本来浮き草ですが、アクアリウムでは水没させて栽培するのが一般的です。
水没させるにはCO2を添加が必要です。また、そのままだと浮いてしまうため、リシアストーンと呼ばれる石に、手芸用の木綿糸やテグス等で固定して水中で維持します。

わざわざ枕水させる理由は、何と言っても綺麗な気泡を大量に出すことです。複雑に絡まったリシア全体に輝く気泡が付くさまは、水槽に宝石が輝くようです。

細かな葉は草原のようなレイアウトを作るにも最適で、人気のレッドビーシュリンプと合わせると赤と緑の色相が補色となり、美しさが際立ちます。

水上でも湿度があれば維持できるため、テラリウムの陸部分にも使うことができます。


Photo  

リシア
 
写真の編集方法
または、画像掲示板に水草の名前と共にUPしていただければ分類、掲載します

データ  

別名カヅノゴケ、鹿角苔、ウキゴケ
学名Riccia fluitans
英名Crystalwort
分類ゼニゴケ目、ウキゴケ科、ウキゴケ属
Order:Marchantiales,Family:Ricciaceae,Genus:Riccia
分布世界各地
栽培難易度普通(浮き草としてはやさしい)
必要な光量*120W蛍光灯×3
CO2添加*2必要(1秒に1/2滴)
底床ソイル、砂、大磯
水質適正水温20~26℃
Ph5.0~7.5
GH(総硬度)9~13
KH(炭酸塩硬度)8~12
サイズ全体のサイズ?cm(レイアウトの方法による)
葉のサイズ6~8cm
タイプ水中葉
水上葉
浮き草
増やし方分裂
成長速度枝分かれ
活着
レイアウトしやすい配置前景
中景
後景

栽培上の注意  

基本的には浮き草なので水中葉にしても気泡の浮力で浮き上がってしまいます。
リシアストーンやネットという専用の枕水化させるもありますが、石や流木に載せた後、水切りネットで固定するだけでも水中化できます。

他にも鉢底ネットを使う方法、糸でぐるぐる巻きにする方法など、専用品でなくても固定する方法があるので工夫してみてください。
浮き草で維持するのは非常に簡単ですが、水中で綺麗な気泡を見たい場合はCO2と高光量が欠かせません。
その絡み合った形態からコケが付きやすいのであまりにも富栄養や高光量で長時間照らすと綺麗な緑の状態が保てなくなります。

あまりに軟水の環境よりも、一定の硬度があるほうが状態が良くなります。

また葉が絡まって固定されているだけなので強い水流、コリドラスなど底を探る魚が原因でリシアが浮き上がることがあるので注意してください。


栽培経験者の声  

■どんな水質で栽培したか。栽培してみて気がついたこと、注意点などありましたら投稿してください。
お勧めのレイアウト利用法や栽培方法などもお待ちしています。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


このページをソーシャルメディアで共有する

このエントリーをはてなブックマークに追加

*1 60cm規格水槽(60×36×30)の場合の例
*2 60cm規格水槽(60×36×30)にパレングラスで添加時の例