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ポリプテルス・モケーレムベンベ  

アフリカ・コンゴ川原産の小型ポリプテルス。

黄土色と茶褐色を混ぜあわせたような、やや不鮮明な模様を持つ。成長とともに色が濃くなっていき、茶褐色で統一される。
かつてはポリプテルス・レトロピンニスと混同されて呼ばれていた。

デボン紀という恐竜の生息した時代から形を変えず生き残った古代魚であるポリプテルス。野性味あふれる彼らを水槽に入れた瞬間からまるで古代にタイムスリップしたような悠久の歴史を感じる水槽になる。

細長いヘビのような体型に小離鰭と呼ばれる菱形の背びれを10枚前後持っている。ガノイン鱗と呼ばれる象牙質とエナメル質に覆われた鱗を持つ。
ポリプテルスは2つの鰾(うきぶくろ)で呼吸をしており、水上に出しても暫くの間は呼吸が可能。


Photo  

ポリプテルス・モケーレムベンベ
 

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写真提供:こちらは旧モケーレムベンベ
現レトロピンニス
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写真提供:こちらも現レトロピンニス[編集]

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写真提供:吉田観賞魚販売 モケーレムベンベはアフリカにいるとされるUMAの名前です。
広い穴があるのに、ジャストサイズの真ん中で落ち着いていました。
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写真提供:こちらが現モケーレムベンベ
旧レトロピンニス
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データ  

学名Polypterus mokelembembe (Schliewen & Schäfer, 2006)
英名
分類ポリプテルス(Polypteriformes)目、ポリプテルス(Polypteridae)科、ポリプテルス(Polypterus)属
通称ポリプテルス・レトロピンニス、ポリプテルス・モケレンベンベ、ポリプテルス・モケーレムベムベ、ポリプテルス・モケーレンベンベ
分布アフリカ・コンゴ川
最大体長32cm
寿命10~25年
人工飼料冷凍飼料活餌。肉食性が強い。エビ、白身魚、赤虫、イトミミズ、ペレットフード、人工飼料に餌付きにくいので生き餌が向いている。
適性な水質温度25~27℃
PH6.5~7.5
硬度軟水~中程度の硬水:6~10°d
飼育難易度普通
繁殖難易度難しい
難しいながらも水槽内で繁殖も可能。
自然下では雨季に産卵をするタイプで、水を大量に変えと水温の低下がトリガーになる。
オスがメスを追いかけて刺激し、卵を受け取ると、尻ビレの凹んだ部分でキャッチして受精させる。
バラマキ型の産卵で、卵を保護するにはモスを敷き詰めるなど卵を食べられれないようにする仕組みが必要。1度に10~100個程度の卵を産み、数日おきに数ヶ月間にわたり卵を生みつつけることがあります。
稚魚は3日程度で孵化して、2日程度で自由遊泳するようになるので、ブラインシュリンプを与える。
ポリプテルスの卵は孵化率が低いため根気よく回収してチャレンジしよう。稚魚は餌食いが悪いため、イトミミズやインフゾリアなど複数の餌を組み合わせて与えるのが良い。
オスメスの見分け方オスオスは尻ビレの幅が広く、厚みがある。
メス
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい
他種には関心を示さないため、攻撃をしてくることがない大型魚との混泳に向いている。雑食のため口にはいるサイズの魚やエビは食べられてしまう。以上の理由から、アロワナ等が混泳に向いており、攻撃的なプレコや口に入るサイズのコリドラスは向かない。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須。細かい砂状の底床。岩組や流木などのレイアウト。
避けたほうがよいもの角のある底床
60cm水槽での適正な飼育数*11匹

特徴・飼育上の注意  

丈夫で大人しく飼育しやすいが、人工飼料に餌付きにくく、生き餌を好む。
ショップで購入する際は与えている餌を確認してから購入するようにしたい。

臆病な面があり、魚の多い水槽で隠れ家を用意すると出てこなくなることもある。

最長で25年生きたとの例もあり、長期飼育が可能かどうかを考慮して飼育するようにしたい。ベアタンクでも飼育可能だが、理想は角のない砂状の底床で、隠れ家に岩や流木のレイアウト、土管などの産卵床などを用意すると状態良く飼育できる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています