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ベンソクロミス・トリコッティ  

アフリカ・タンガニーカ湖原産の中型シクリッド。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。

茶色の体色に、メタリックブルーのラインが縦方向に3本ほど入る。
各ヒレが伸長し、グッピーのロングフィンタイプのように長くなる。背ビレ・尻ビレ・尾ビレは透明感があり、イエローとブルーのグラデーションになる。胸ビレもやはり長く伸長して、透明感はなく、真っ黒になる。
顎の部分にはイエローがでます。

幼魚の時は見分けがつかないことからhoriiと混同されることもありますが、成熟した時の発色が異なる。
本種のほうが明らかに鮮やかでヒレの伸長もずっと長くなります。


Photo  

ベンソクロミス・トリコッティ
 
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データ  

学名Benthochromis tricoti (Poll, 1948)
英名Three-Lined Cichlid、Giant Featherfin
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ベンソクロミス(Benthochromis)属
通称ベンソクロミス・ホーリィ
分布アフリカ・タンガニーカ湖
最大体長20cm
寿命5~8年
人工飼料、プランクトンが主食なので、それを模した細かい餌。
適性な水質温度25~27℃
PH7.5~8.0
硬度軟水~硬水:6~16°d
飼育難易度難しい
繁殖難易度難しい
繁殖は特殊なため難しい。
現地では深いところで水深60メートルほどあり、産卵時には40メートルまで潜ることもあるようだ。
水槽内ではこのような事情からか、運良く産卵したとしても、多くて10個程度の卵しか生まれず、孵化率も悪い。海外では様々研究しているようだが、確立された繁殖方法はない。そのためブリードものが流通することは無く、非常に高価。
オスメスの見分け方オス
メス
水槽内で好む高さ上層~中層
混泳での注意点気性:大人しい
臆病な性格をしているので、攻撃的な種との混泳は避ける。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須。アルカリ性に傾けるサンゴ砂など
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*18匹

特徴・飼育上の注意  

タンガニーカ湖原産の種なので、弱アルカリで硬度の高い水を好む。

シクリッドにしては大人しいので混泳は可能ですが、攻撃的な種との混泳では特徴的なヒレを攻撃されるため避けたほうが無難。

餌はプランクトン系の餌が相性が良い。痩せやすいので少量の餌を複数回に分けて与える必要がある。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています