現在位置 : トップページ生体図鑑熱帯魚図鑑淡水魚図鑑 > ブルーフィン・プレコ

ブルーフィン・プレコ  

ベネズエラで採取される最大でも25cmと中型なプレコ。寿命も15年と他のものより長い。

ブルーの体色に白いスポットが入る変わった色彩を持つ。成熟するとグリーンがかる。なんとも表現の難しい深い味わいのある色だ。誤解を恐れず言えば「抹茶ようかん」のような色だ(笑)。
ゴールデン・ブルーフィン・プレコに似ているが本種のほうがスポット模様が尾の方まで入る。しかし個体差もあり、見分けるのが難しい場合もある。
飼育に関しては両種とも同様でいいようだ。
水質を安定させれば飼育は容易で人気の種だ。他のプレコ同様水槽の表面のコケなども食べるが雑食でもある。しっかりと人工飼料に慣れさせることが飼育のポイントだろう。
欧米では人気が高く、飼育例も多い。ブリードも行われているようだが日本では繁殖例は聞かない。


Photo  

ブルーフィン・プレコ
 

590.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 ドット模様が目立つ!
戦車の様なマッチョボディが人気です。小魚にも優しい♪
[編集]

画像をここにアップロード
写真提供:[編集]

画像をここにアップロード
写真提供:[編集]

写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Hemiancistrus sp.
英名Blue Phantom Pleco
分類ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、ペコルティア(Peckoltia)属
通称ブルーフィン・プレコ、L128
分布南米:ベネズエラ
最大体長20〜25cm
寿命15年
人工飼料活餌草食性が強く、植物性のエサが好ましい。コケも食べるが水草を食害することもあるので人工飼料をあげよう。
適性な水質温度22〜26℃
PH6.0〜7.6
硬度軟水〜硬水:6〜16 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい(下記参照)
オスメスの見分け方オス一般的にプレコはオスが大きくなりヒゲも立派なものが生えます。飼育が盛んな欧米でのデータによるとオスはヒレのオレンジが強い傾向があるらしい。
メス一般的にプレコはメスが小さく腹部がふっくらとします
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点大人しいので多くの魚と混泳できる。小柄なため小型カラシンなどとも混泳出来る。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど隠れ家となる土管や流木
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*16匹

特徴・飼育上の注意  

プレコの中では25cmと中型に位置し、水質の変化に強い。
他のプレコと同じように飼いやすく水質の変化にも強いようだ。
産卵は大型のプレコと同じように難しいようだ。

(以下は産卵の簡単なプレコの例)
産卵筒を使うとよい。時期になるとオスが産卵筒を守りはじめ、それに誘われてメスが卵を産みます。メスに覆いかぶさるようにオスは産卵を促します。オスは受精させたあともその場に残り卵を守ります。卵は一度で30個ほどです。ここまで来たら成功したも同然。
自然の環境ではこのまま稚魚が生まれますが、水槽内では混泳しているストレスで卵を食べてしまうことがあるので増やしたいなら別水槽やプラケなどに移しましょう。
稚魚の飼育も簡単でプラケなどに移した卵は2日ほどで孵化する。
孵化して2日ほどヨークサックで成長する。小型なため大型のプレこのように親のエサは食べない場合が多い。その後はインフゾリア?ブラインシュリンプなどを与えよう。
また植物性のものということでよくふやかしたマジックリーフ?クロレラ?を併用するとさらに生存率があがる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


このページをソーシャルメディアで共有する

このエントリーをはてなブックマークに追加

*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています