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ブリキヌス・ロンギピンニス  

コンゴやガンビアなどアフリカ西海岸に生息するカラシン。
川の上流から下流の幅広い地域に分布しており、汽水域でも生息することが可能。

尾ビレにイエローとブラックのラインが入る。目の上部もイエローになる。
調子が上がると体全体がほんのりイエローになり、鱗が時折ライトに反射して美しい。

別名ロングフィン・テトラと呼ばれるように長く伸長する背ビレが特徴。
特にオスが成熟すると腹ビレと尾ビレがほんのり赤みがかり、体高も出てくる。

ミサイルのようなその体型から分かるように、非常に遊泳力があるため大きな遊泳スペースを用意したい。
ビュンビュンと泳ぎまわる動きのある魚を探してる場合は向いている。

かつての学名はAlestes longipinnis。現在でも併記される事が多く、アレステス・ロンギビニスの名でも流通する。


Photo  

ブリキヌス・ロンギピンニス
 
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データ  

学名Brycinus longipinnis (Günther, 1864)
英名Longfin Tetra、Long-Finned Characin、Long-Finned Tetra、African Long-Finned Tetra
分類カラシン(Characiformes)目、アレステス(Alestidae)科、ブリシヌス(Brycinus)属
通称アレステス・ロンギビニス、ロングフィン・テトラ、フラッグテール・キャットフィッシュ、フラッグテール・ポートホール・キャット
分布コンゴ、ガンビア
最大体長8cm(自然下では12cmの個体も存在する)
寿命3~5年
人工飼料冷凍飼料活餌。動物性が強く、水生昆虫や幼虫を好む。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズ赤虫も好物。何でもよく食べる。
適性な水質温度22~26℃
PH6.0~8.0
硬度軟水~中程度の硬水:6~13 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい
水槽内での産卵は難しいようだ。
極端にPHを落とし、軟水にし、ライトを薄暗くすることがトリガーとなるようだ。ばら撒き型で黄色い小さな卵を数百産む。
親魚であっても積極的に卵を食べるようなので、モスやピート等で卵を隠し、見つけ次第回収する必要がありそうだ。
稚魚は1~2日で孵化して、3日程度で泳ぎだすようだ。稚魚育成には十分な酸素が必要なため、エアーで水流を起こすスポンジフィルターを導入しよう。
オスメスの見分け方オス腹ビレと尾ビレもほんのり赤みがかり、背ビレが長く伸び、体高も出てくる
メス
水槽内で好む高さ上層
混泳での注意点気性:大人しい
捕食さえされなければ、大人しいため大抵の種と混泳可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*120匹

特徴・飼育上の注意  

ミサイルのようなその体型から分かるように、非常に遊泳力があるため大きな遊泳スペースを用意したい。
ビュンビュンと泳ぎまわる動きのある魚を探してる場合は向いている。

給餌時など勢いをつけて飛びつくので飛び出すことがある。そのため蓋は必須。

餌は何でも食べ、水質への適応範囲も広く飼育は容易。積極的に泳ぎまわるが、協調性があるためまとまった引数で飼育すれば簡単に群泳する。

攻撃性は少なく大抵の種と混泳することができる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています