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フェザーバーベル・キャット
アフリカのタンガニーカ湖原産の小型ナマズ。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。
ハゼとナマズを合わせたような、いかにも独自の進化と遂げたタンガニーカ湖の魚らしい、不思議な魚。
幅のある長いヒゲを水底に広げる。全身は茶褐色をしており腹は白い。色彩的には全く面白みのない地味な種。
そのため観賞魚としての地位は確立されていないようで、他の魚に混じって少量流通する程度。
Photo
データ
学名 | Phyllonemus typus (Boulenger, 1906) | |
英名 | Spatula-barbeled catfish | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、ギギ(Bagridae)科、フィルロネムス(Phyllonemus)属 | |
通称 | - | |
分布 | アフリカ・タンガニーカ湖 | |
最大体長 | 8.8cm | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。肉食性で小魚や昆虫類を好む。人工飼料にも馴染むので肉食魚用の沈水性タブレットを与えよう。 | |
適性な水質 | 温度 | 24~28℃ |
PH | 8.0~9.0 | |
硬度 | 軟水~非常な硬水:8~25°d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通 繁殖も可能で、気に入った巣に卵を産み付ける。卵についての詳細は不明だが、マウスブルーダーで特に世話をしなくても稚魚を発見することがあるようだ。餌はブラインシュリンプを与えよう。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | - | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい 気が弱いので十分な隠れ家を作り、ちょっかいを出す種との混泳は避ける。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | サンゴ砂、土管やシェルなどの隠れ家、岩組、エアレーション | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 6匹 |
特徴・飼育上の注意
アルカリ性で硬度の高い水を好む。
肉食性で小魚や昆虫類を好む。人工飼料にも馴染むので肉食魚用の沈水性タブレットを与えよう。
弱アルカリの環境と細かな砂を好むため、細かなサンゴ砂等を敷き詰めてやろう。土管や植木鉢を設置すると、入り口を砂で隠して普段は閉じこもる。隙間からコチラを眺めている姿は可愛らしい。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています