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バルブス・カリプテルス  

西アフリカ全域に生息する小型なコイの仲間。

日本の川魚のような落ち着いた体色に、背びれに入るブラックのスポット模様が特徴。成長するとオスの尾ビレが赤くなる。それ以外のヒレがまるで存在しないように見えるほど透明。
大人しく多くの魚と混泳可能とあって、メインとしてよりもサブとして最適だ。もちろん本種のみで、アフリカの落ち着いた河川を再現するのも面白い。

西アフリカのかなり広範囲で採取される。非常に多くの種が登録されているバルブス族のなかでも一般的な魚で、飼育が容易。ロケーションの違いで若干カラーが違うようだ。

かつてはBarbus属とされていたが、現在ではEnteromius族に分類された。そのため正しい学名はエンテロミウス・カリプテルス。


Photo  

バルブス・カリプテルス
 
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データ  

学名Enteromius callipterus(Boulenger, 1907)、またはBarbus callipterus(Boulenger, 1907)
英名Clipper barb
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、エンテロミウス(Enteromius)属
通称バルブス・カリプテルス、クリッパーバルブ
分布西アフリカ全域
最大体長8cm
寿命5〜8年
人工飼料冷凍飼料活餌選ばずなんでもよく食べます。
適性な水質温度19〜25℃
PH6.0〜7.5
硬度非常な軟水〜中程度の硬水:2〜12°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい。100個程度の卵を産みます。親が捕食するので隔離する必要がある。餌はブラインシュリンプを与えれば問題ない。
オスメスの見分け方オス尾ビレの縁が赤くなる
メス尾ビレが赤くならない
水槽内で好む高さ中層、底層
混泳での注意点大人しいタイプで同程度の大きさの魚となら問題なく混泳できる
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*120匹

特徴・飼育上の注意  

コイの仲間とあって水への適応範囲も広く、協調性もあるので多くの水槽で飼育することができる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています