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ダニオ・キャスィット  

ミャンマー、タイ原産のダニオ。
生息地は鬱蒼と竹の生えた、薄茶色の水質の小川。
そのため中性で、かなりの軟水で飼育するのが好ましい。他のダニオ属に比べて低温に強い。

ゼブラ・ダニオのようなオレンジとディープブルーの縞模様が入る尾ビレ・背ビレ・尻ビレ。不規則に繋がった濃いブルーのライン。黒の強い茶褐色の体色。どれをとっても野趣あふれる魅力的な色彩。

学名にもあるキャスィットとはビルマ語でヒョウを意味する。そう言われればメスは体色が薄く、淡い黄色に入る黒い不規則なラインがヒョウ柄を思わせる。
ラインが繋がってゼブラ・ダニオのようになる「ストレートタイプ」も流通する。


Photo  

ダニオ・キャスィット
 

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データ  

学名Danio kyathit (F. Fang, 1998)
英名Zebrafish、Zebra danio
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、ダニオ(Danio)属
通称
分布ミャンマー、タイ
最大体長8cm
寿命5~8年
人工飼料冷凍飼料活餌など。なんでもよく食べる。
適性な水質温度16~26℃
PH6.5~7.5
硬度非常な軟水:1~5 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい
繁殖も容易で、メスが成熟するとお腹の部分が膨らむのでオスとペアで2組程度を別水槽に移す。
産卵水槽は薄暗い状態にして温度を徐々に下げることでトリガーになる。生き餌を十分に与えることも刺激になる。
産卵は、ばら撒き型なので、産卵床としてモスやピートを敷き詰めておく。卵を産んだペアは元の水槽に戻しておく。メスが卵を産むとお腹が凹むのでひと目で分かる。
数日で孵化し、2日程度で自由に泳ぎだす。餌は細かく砕いた人工飼料を食べることができるので、飼育は容易。
オスメスの見分け方オスカラフルになる
メスメスは体色が薄い
水槽内で好む高さ上層
混泳での注意点気性:大人しい
捕食さえされなければ、大人しいため大抵の種と混泳可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須。
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*120匹

特徴・飼育上の注意  

生息地はミャンマーで、鬱蒼と竹の生えた、薄茶色の水の流れる小川。
中性で、かなりの軟水で飼育するのが好ましい。他のダニオ属に比べて低温に強い。

ダニオ属だけあって遊泳力があるため、広い遊泳スペースが必要で、水槽の蓋は必須。やはり多少の水流がある方が良いようだ。

ダニオの中でも大人しい種で、同種同士であっても協調性があり、複数匹で導入すると群泳する。最大で8cmと大きくなるので、大型水槽に入れても十分見応えがある。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています