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コパディクロミス・ボルレイ  

アフリカ・マラウィ湖原産の中型シクリッド。
マラウィ湖は世界で9番目の大きさを誇り、シクリッドだけで800種生息しており、多くの固有種を有する多様性の豊かな湖。水質は弱アルカリ性で、硬度が高い。

沈んだ暗めのパープルと、オレンジのヒレが特徴。
メスはそのまま成長するが、オスは成熟すると全く違った姿になる。各ヒレと顔の部分は全てメタリックな輝きと濃いコバルトブルーに変化する。体側は濃いオレンジになる。
これらの模様にはいくつかの地理的変異があるため、産地や特徴を名前に付けて販売されていることが多い。(コパディ・カタンゴ・レッドフィンなど)
また各ヒレも伸びて、特に胸ビレと背ビレの縁が白くなり、フィラメントが長く伸びる。さらにメスに比べてかなり体高が出るため、最大で14cmとは思えないほど存在感がでる。


Photo  

コパディクロミス・ボルレイ
 

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写真提供:吉田観賞魚販売 レッドフィン。インディゴブルーと錆赤がクール![編集]

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データ  

学名Copadichromis borleyi (Iles, 1960)
英名Borleyi Cichlid、Kandango Cichlid、Borleyi Goldfin Cichlid、Redfin Cichlid、Red Empress
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、コパディクロミス(Copadichromis)属
通称コパディ・カタンゴ
分布マラウィ湖
最大体長14cm
寿命5~8年
人工飼料、プランクトンが主食なので、それを模した細かい餌。
適性な水質温度24~26℃
PH7.5~8.0
硬度軟水~中程度の硬水:10~16°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
産卵が可能で、開かれた岩場の上で卵を産むオープンスポウナー。
ハーレムを作るタイプなので、オス1に対し、メス3くらいのグループを作ると成功率が上がる。
オスとメスがクルクルと回り出し、メスが5~10個程度の卵を産む。すると素早く卵を口に咥える。するとオスは肛門付近から精子を出し、メスはその精子を口に含んで受精させる。同じ動作を何度も繰り返し、25~50個程度の卵を産み受精させる。
稚魚が孵化して十分な大きさになるまで3~4週間ほどかかるが、この間メスは絶食する。そのため産卵には十分に餌を与えて栄養を蓄えさせる必要がある。
経験の浅い場合や、刺激を与えるとメスが卵や稚魚を食べてしまうことがあるので、確実に回収したい場合は2週間程度の頃にメスだけ取り出して人工的に吐かせる。
オスメスの見分け方オス各ヒレと顔の部分は全てメタリックな輝きと濃いコバルトブルーに変化する。体側は濃いオレンジになる。
メスオスのような変化は見られない
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点気性:大人しい
多くの魚と混泳することができる。同種のオス同士は争う。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなどサンゴ砂など水質をアルカリ性にするもの
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*111匹

特徴・飼育上の注意  

アフリカン・シクリッドらしく弱アルカリ性で硬度の高い水を好む。現地では岩の多い浅瀬の湖に生息する。
同じように大きな岩と細かな砂のレイアウトと相性が良い。

プランクトンが主食なので、それを模した細かい餌を与える。雑食なのでブラインシュリンプや植物質の餌も混ぜて与えよう。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています