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コバルトブルー・シクリッド  

アフリカ・マラウィ湖原産の中型シクリッド。
マラウィ湖は世界で9番目の大きさを誇り、シクリッドだけで800種生息しており、多くの固有種を有する多様性の豊かな湖。水質は弱アルカリ性で、硬度が高い。

淡い白の体色にコバルトブルーがグラデーションで全身に入り幻想的。
白い砂浜で海水の深いブルーにグラデーションで変わるような、さわやかな色彩をしている。成熟したオスの背ビレ、尻ビレ、尾ビレは伸長し、エイローのスポットが入る。
またおでこにコブができて突き出してくる。

エサは何でも食べて飼育は容易。


Photo  

コバルトブルー・シクリッド
 
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データ  

学名Maylandia callainos (Stauffer & Hert, 1992)
英名Cobalt Blue Zebra
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、メイランディア(Maylandia)属
通称ムブナ、ブライトブルー・シクリッド
分布アフリカ・マラウィ湖
最大体長13.5cm
寿命
人工飼料冷凍飼料活餌など。何でも食べるが、草食性が強いので、スピルリナなど植物質の多い餌を与える。
適性な水質温度24~28℃
PH7.6~8.8
硬度軟水~非常な硬水:10~25°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
繁殖はハーレムを作るタイプ。
オス1に対しメス3程度が良い。
オスが強い発色をして特定のメスと巣作りをはじめる。このときメスは他のメスに対して非常に攻撃的なるので注意。
産卵はマウスブルーダー。メスが1~2つの卵を産むと、素早く口に含む。その後オスが尻のあたりから出す精子を口に含むことで、口の中の卵に受精させる。これらの動作がクルクルとダンスをするように繰り返される。
稚魚のエサはブラインシュリンプで問題ない。稚魚が自由遊泳するようになるまで1ヶ月間メスは絶食するため、繁殖には十分に餌を与えて栄養を蓄えさせる必要がある。
オスメスの見分け方オス各ヒレが長く伸長する
メスオスほど鮮やかなコバルトブルーは出ない
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点気性:強い攻撃性あり
かなり強い攻撃性を持っており、基本的にはペアでの飼育を推奨。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなどサンゴ砂など水質をアルカリ性にするもの
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*14匹

特徴・飼育上の注意  

アフリカン・シクリッドらしく弱アルカリ性で硬度の高い水を好む。現地では岩の多い浅瀬の湖に生息する。
同じように大きな岩と細かな砂のレイアウトと相性が良い。

シクリッドの中でもかなり気の強い方で、同種では大きな口を広げて噛み合うという、かなり激しい喧嘩をするう。

成体になるとかなり遊泳力もあるため、混泳の場合はかなり大型の水槽で、豊富な隠れ家が必要。

60cm水槽程度では基本的にペアでの飼育が無難。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています