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クリプトコリネ・アポノゲティフォリア
アポノゲトン・ボイビニアヌスによく似た種です。
水槽内ではあまり大きくなりませんが、1枚の葉が最大で1mにもなるため、長期維持を考えるならば後景向きです。
現地では流れの早い浅瀬に長い葉を漂うように広げて自生しています。
硬水のほうが調子が上がります。そのためアフリカン・シクリッドと相性が良い。
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データ
別名 | - | |
学名 | Cryptocoryne aponogetifolia | |
英名 | - | |
分類 | サトイモ目、サトイモ科、クリプトコリネ属 Order:Arales,Family:Araceae,Genus:Cryptocoryne | |
分布 | フィリピン | |
栽培難易度 | 普通 | |
必要な光量*1 | 20W蛍光灯×2 | |
CO2添加*2 | 必要(1秒に1/3滴) | |
底床 | ソイル、砂、大磯 | |
水質 | 適正水温 | 23~28℃ |
Ph | 5.5~8.0 | |
GH(総硬度) | 3~15 | |
KH(炭酸塩硬度) | 5~15 | |
サイズ | 全体のサイズ | 180cm |
葉のサイズ | 80~100cm | |
タイプ | 水中葉 | ○ |
水上葉 | ○ | |
浮き草 | × | |
増やし方 | ランナーで切り分け株分け | |
成長速度 | 遅い | |
活着 | × | |
レイアウトしやすい配置 | 前景 | × |
中景 | × | |
後景 | ○ |
栽培上の注意
もともと鬱蒼とした場所に自生しているため光量は必要ありませんが、成長が遅いので大きな葉を複数展開させるにはCO2を添加します。
クリプトコリネの仲間は環境へ適応する際に葉が溶けやすい特徴があります。
「既存の葉を残して適応するように変化させるよりも、環境に適応した新しい葉を作る」という選択をするためです。
そのため葉を綺麗に残すには水換えの頻度を上げることと、1度に多くの水を変えすぎない工夫が必要です。
小型水槽であれば週1程度の頻度で1/3を、大型水槽であれば1/4を限度にすると葉を維持しやすくなります。
また温度変化にも敏感で低温・高温ともに弱いため注意が必要です。他にも水位に合わせて休眠期に入るものも確認されています。
そのような理由から水上葉の水中化や、水中葉から水上葉へ移行するどちらの場合も高確率で葉が落ちます。
ものによっては環境の変化で休眠期に入るものがあり、そのまま枯れてしまうことも珍しくありません。
水上葉で入荷→ショップで水中葉→自宅で新しい水中葉、と短期間で環境の変化を繰り返すと株が弱るため「水上葉のまま管理されていたもの」もしくは「水中葉の状態で長期間維持したもの」を選ぶようにすると、環境に合わせた葉を出しやすくなります。
栽培経験者の声
■どんな水質で栽培したか。栽培してみて気がついたこと、注意点などありましたら投稿してください。
お勧めのレイアウト利用法や栽培方法などもお待ちしています。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。