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ウィローモス
アクアリウムで利用される水ゴケの代表種。
無数に入り組んだ茎に、毛のように小さな葉がびっしりと生えます。
その魅力は何と言っても活着で、ただの流木もウィローモスが活着しているだけで長年かけて維持した水景に見えてきます。
また、こんもりと密生させれば、小型水槽でも森林や草が生い茂ったような水景を作れます。
見た目だけでなく産卵床としての利用、稚魚や稚エビの隠れ場としても優秀です。
生命力も強く、熱帯魚を栽培できるどんな環境にも適応します。逆に本種を枯らす状況を作るほうが難しいといえます。
活着には表面のぼこぼこした流木や石のほうが向いています。
購入したウィローモスを1cm程度の大きさにカットしてテグスや手芸用の木綿糸で巻き付けます。そのまま水槽に入れて2週間もすれば活着しています。
そのままだと活着した部分と、つかない部分ができ、まだらになりやすいので、2週間に1度程度伸びてきた新芽を短くカットします。すると隙間のあった部分にもウィローモスが周り、密度の高いモフモフの状態になります。
あまりにもモフモフで調子が良い状態を保つと、葉の密度が高くなりすぎ下葉に光が届かず枯れることで、全体がバリっと剥がれてしまうことがあります。
そのため数ヶ月に1度程度はカットしたほうが綺麗に保てます。
ウィローモスの名前で数種類のものが流通しており、活着しにくいものもあるようなので注意してください。
Photo
データ
別名 | クロカワゴケ、ミズキャラハゴケ | |
学名 | Vesicularia dubyana | |
英名 | Singapore Moss | |
分類 | ハイゴケ目、ハイゴケ科、ヴェシクラリア属 Order:Hypnales,Family:Hypnaceae,Genus:Vesicularia | |
分布 | 東南アジア | |
栽培難易度 | 非常にやさしい | |
必要な光量*1 | 20W蛍光灯×1 | |
CO2添加*2 | 不要 | |
底床 | ソイル、砂、大磯 | |
水質 | 適正水温 | 20~30℃ |
Ph | 5.0~9.0 | |
GH(総硬度) | 1~25 | |
KH(炭酸塩硬度) | 1~10 | |
サイズ | 全体のサイズ | 5cm |
葉のサイズ | 0.5~1mm | |
タイプ | 水中葉 | ○ |
水上葉 | × | |
浮き草 | ○ | |
増やし方 | 自然に枝分かれ | |
成長速度 | 遅い | |
活着 | ○ | |
レイアウトしやすい配置 | 前景 | ○ |
中景 | ×(活着させるなら○) | |
後景 | ×(活着させるなら○) |
栽培上の注意
特になし。
栽培経験者の声
■どんな水質で栽培したか。栽培してみて気がついたこと、注意点などありましたら投稿してください。
お勧めのレイアウト利用法や栽培方法などもお待ちしています。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。