現在位置 : トップページ生体図鑑熱帯魚図鑑淡水魚図鑑 > イバナカラ・アドケタ

イバナカラ・アドケタ  

ブラジルのネグロ川支流に生息する大型のドワーフシクリット。
原生地は川底に植物などが堆積し、茶色に濁ったかなり酸性で軟水の川。

体中に横方向に入るしましまの黒い模様が特徴。その様から欧米ではゼブラ・アカラという名前で流通している。
オスは成熟するとレッドが出てくる。黒い模様との境目にはエメラルドグリーンの鱗がドットのように散りばめられ鮮やかな色彩になる。
ドワーフシクリットにしては大型でオスは10cmを超えることも珍しくない。

生息域の水質を模して、ソイルや水草レイアウトの水槽で飼育すると調子よく飼育できる。
採取場所が限られるため、かつては万単位と高価だった。
今では繁殖の方法も確立されブリードもの多く流通するようになったが、ワイルドものと比べると鮮やかな色彩が出ないなど、まだ課題も多い。

かつては他のシクリッドと同じくナンナカラ属とされていたが、新しく作られたイバナカラ属に分類された。


Photo  

イバナカラ・アドケタ
 

669.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 まあまあサイズなのに、小魚と混泳可能!
[編集]

画像をここにアップロード
写真提供:[編集]

画像をここにアップロード
写真提供:[編集]

写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Ivanacara adoketa (Kullander & Preda-Pedreros, 1993 )
英名Zebra Acara、Rio Negro Dwarf Cichlid
分類スズキ(Perciformes)目、シクリッド(Cichlidae)科、イバナカラ(Ivanacara)属
通称ナンナカラ・アドケタ、ゼブラ・アカラ、リオネグロドワーフシクリッド
分布ブラジル・ネグロ川
最大体長10~13cm
寿命5~8年
人工飼料冷凍飼料活餌など。自然下では水生昆虫やミズミミズ、動物性プランクトンなどを食している。ワイルドものは人工飼料に餌付きにくいが時間をかければ食べるようになる。ミジンコやブラインシュリンプが好物。
適性な水質温度22~28℃
PH4.5~6.0
硬度非常な軟水~軟水、5~10 °d
飼育難易度やさしい。酸性の水が好みのため、ソイルを用いた水草水槽で飼育すれば状態良く飼育できる。
繁殖難易度普通
成熟したオスとメスを同じ水槽に移動すればペアリング完了。卵をばらまくオープンスポウナーだが鉢などを入れるとその中に産卵する。
稚魚は大きくヨークサックを消費した後はブラインシュリンプで問題なく飼育できる。ただし水質にうるさいところがあり、マジックリーフ等を使ってしっかりと酸性で軟水の水にしないと生存率が下がる。
オスメスの見分け方オスメスに比べて色が鮮やかで体が一回り大きい
メスオスに比べて地味な色彩で体が小さい
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点気性:攻撃的になることがある:繁殖期などには攻撃的になる。普段は混泳可能。ただしブリードを狙うのであればペアでの飼育が基本。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど産卵床用に鉢や平たい岩組など
避けたほうがよいものアルカリ性に傾けるサンゴ砂や岩組など
60cm水槽での適正な飼育数*110匹

特徴・飼育上の注意  

酸性で軟水の水で飼育することを心がけよう。
水の汚れで酸性に傾けるのではなく、適切なソイルやマジックリーフの利用が推奨される。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


このページをソーシャルメディアで共有する

このエントリーをはてなブックマークに追加

*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています