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イチョウウキゴケ  

銀杏の葉に似た、扇を広げたような形が特徴のコケです。濃い緑色をしていて、茶色い毛のような根(仮根:かこん)を生やします。

浮力のある葉の部分は肉厚になっていて、中が空洞になっていてスポンジのような構造になっています。
1属1種の面白い生態を持った種ですが、日本の水田をはじめ、世界各地に分布しています。

コケの仲間ですが、浮き草のように水面で成長することができ、湿度さえあれば水上でも生息できます。
地面ではその特徴的な銀杏の葉形ではなくなり、レタスの葉っぱのような見た目になります。

水槽でも簡単に育てることができますが、緑色の部分は水面だけで、横から見るとほとんどが茶色い根で見た目に枯葉のように見えて美しくありません。
ビオトープや水槽に作ったり口に配置すると雰囲気が出るのでお勧めです。
特にウィローモスやプレミアムモスに合わせて湿潤な陸地にレイアウトするとアマゾンの鬱蒼としたジャングルを演出できます。そのような特徴から、水を好む両生類や爬虫類のゲージにも合います。

コケの仲間ですが、水田などに自生することからわかるように陽の光が強い止水域を好みます。状態が良いとドンドンと分裂して殖えるので特に手間はかかりません。農薬によって激減したことを考えると、治療薬の投入やトリートメントは避けたほうが無難です。


Photo  

イチョウウキゴケ
 
写真の編集方法
または、画像掲示板に水草の名前と共にUPしていただければ分類、掲載します

データ  

別名銀杏浮苔
学名Ricciocarpos natans
英名
分類ゼニゴケ目、ウキゴケ科、イチョウウキゴケ属
Order:Marchantiales,Family:Ricciaceae,Genus:Ricciocarpos
分布世界各地
栽培難易度やさしい
必要な光量*120W蛍光灯×2
CO2添加*2不要
底床ソイル、砂、大磯
水質適正水温20~28℃
Ph弱酸性
GH(総硬度)軟水
KH(炭酸塩硬度)
サイズ全体のサイズ1cm
葉のサイズ6~8mm
タイプ水中葉×
水上葉
浮き草
増やし方分裂
成長速度早い
活着×
レイアウトしやすい配置前景×
中景×
後景×

栽培上の注意  

特になし。


栽培経験者の声  

■どんな水質で栽培したか。栽培してみて気がついたこと、注意点などありましたら投稿してください。
お勧めのレイアウト利用法や栽培方法などもお待ちしています。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 60cm規格水槽(60×36×30)の場合の例
*2 60cm規格水槽(60×36×30)にパレングラスで添加時の例