現在位置 : トップページ生体図鑑エビ・貝・カニ図鑑 > アメリカザリガニ

アメリカザリガニ  

アメリカ原産のザリガニ。
Red Swampという名前の示す通り、成長すると真っ赤になる。その後更に成熟すると黒っぽくなる。色素が変異しやすく、真っ青や白い個体も流通する。

脱皮を繰り返すことで成長する。子供は年に複数回、成熟すると年2回程度に落ち着く。脱皮することによって色が変わることもある。

大きなハサミを持ち、餌を捕まえたり、穴を掘ったり、オス同士での喧嘩、交尾の際に利用したりと活躍の場は多い。ハサミが取れてしまっても脱皮を繰り返すことで再生することができる。ただしある一定の大きさになってから取れると、大きさに差ができたまま成長が止まってしまう。

水質の悪化に強く、最高で33℃程度の高温に耐え、5℃程度の低温でも生き抜くことができる強健種。
親が卵を守り、稚エビの育成もするとあって、飼育は容易。

旺盛な繁殖力と天敵が居ないことから日本中の田んぼや用水路に自生している。そのため要注意外来生物に指定されている。ただし現時点では飼育することは可能。


Photo  

ネオンテトラ
 

493.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 ナイスガッツ!で逃走中です☆彡[編集]

460.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 たまに野生のアメザリで青いの、いますよね。[編集]

画像をここにアップロード
写真提供:[編集]

写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Procambarus clarkii (Girard,1852)
英名Red Swamp Crayfish, Red Crayfish, Red Swamp Crawfish, Louisiana Crawfish, Louisiana Crayfish, Mudbug
分類エビ(Decapoda)目、アメリカザリガニ(Cambaridae)科、アメリカザリガニ(Procambarus)属
通称マッカチン
分布アメリカ
最大体長12cm(最大で30cmという記録があるようだ)
寿命5年
人工飼料冷凍飼料活餌など。雑食でなんでも旺盛に食べる。自然下では小魚、両生類、昆虫、水草などを食べている
適性な水質温度19~25℃(5℃程度まで耐えることができる)
PH7.5~8.0
硬度軟水〜中程度の硬水:8~18°d
飼育難易度非常に優しい、一般的な管理方法で問題なく飼育できる
繁殖難易度やさしい
夏場に繁殖をする。旺盛な繁殖力を持っており、ペアで飼育すれば簡単に卵を産む。自然では一匹のメスを取り合ってオス同士が喧嘩をする。ペアができるとオスがメスを押さえ込んで受精し、メスの腹肢と呼ばれる場所に200個から1000個程度の卵を産みつける。
およそ20日で孵化し、母親に守られて成長する。大体1cm程度になるまで子育てされるため、生き残る確率は高い。稚エビの餌は親に与えているものを細かく砕いたもので構わない。
オスメスの見分け方オスハサミが大きい、腹肢に雄性突起
メスオスより大きくなる、ハサミが小さい、腹肢
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:攻撃的になることがある。雑食性だがハサミで捕まえることのできる魚は捕食対象となる。エビも不可。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど土管や鉢などの隠れ家、アルカリ性に傾ける大磯砂やサンゴ砂など
避けたほうがよいもの水質を酸性に傾けるソイル
60cm水槽での適正な飼育数*14匹

特徴・飼育上の注意  

飼いやすいからといって水換えをサボったり、ろ過器の設置を怠るといわゆる強烈なザリガニ臭がするようになる。
熱帯魚と同じように飼育すれば問題はない。

雑食性だが、大きなハサミに挟める生体は捕食対象となるため単独飼育が基本。金魚、メダカ、エビ、貝類は全て捕食対象となるため、同じ水槽で飼育することはできない。

大抵の環境で問題なく飼育できるが、酸性に傾きすぎると甲羅が解けてしまうので、弱アルカリ程度で維持する。
餌が少なかったり、過密飼育、大きさの異なる個体は共食いすることがあるので注意。またオス同士は威嚇したり喧嘩をしてハサミが取れることがあるので、単独飼育が無難。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


このページをソーシャルメディアで共有する

このエントリーをはてなブックマークに追加

*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています