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アノマロクロミス・トーマシー
小型のアフリカン・シクリッドであるトマーシー。
虹色のエラブタ、赤い目、オレンジとブルーの背びれと、小型ながら熱帯魚らしい鮮やかな色彩を楽しめる人気のシクリッド。飼いこむと、青いスポットが鮮やかに出る。
ペアで飼育すれば繁殖も容易に楽しむことができ、卵を甲斐甲斐しく世話する姿が可愛らしい。
しかし、シクリッドによくあるように攻撃的な面もあり、混泳魚の選定は慎重に選ぶ必要がある。特に繁殖時には注意がいる。
その攻撃性を利用してスネール退治に導入されることも多い。
Photo
データ
学名 | Anomalochromis thomasi(BOULENGER, 1915) | |
英名 | African Butterfly Cichlid | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、シクリッド(Cichlidae)科、アストロノータス(Astronotus)属 | |
通称 | アノマロクロミス・トーマシー | |
分布 | 西アフリカ:シエラレオネ、リベリア | |
最大体長 | 7cm | |
寿命 | 3年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。スネール退治に活躍します | |
適性な水質 | 温度 | 23~29℃ |
PH | 5.5~7.5 | |
硬度 | 非常な軟水~中程度の硬水:1~15°d | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | やさしい。オープンスポウナーで、平たい床や石などにたまごをばら撒くように産卵する。ペアで甲斐甲斐しく卵の世話をして、ヒレで新鮮な水を送る。外敵から守ろうと特に攻撃性が増すので、平和な環境を目指すなら卵は別水槽に移すのも効果的。 稚魚は孵化から3日程度でヨークサックを使いきって泳ぎだす。その頃になればブラインシュリンプを与えれば問題なく飼育することができる。1ヶ月もすれば親魚と同じエサを食べられるようになる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 鮮やかな青が特徴 |
メス | 地味な色彩でオスより小さい | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | スネール退治もするが、エビも食べてしまうので混泳は出来ない。攻撃的な面もあるので、小型魚やヒレの長い魚は避ける。同種同士でも喧嘩が絶えず、自己主張ができない程度に過密飼育する必要がある。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | − | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 8匹 |
特徴・飼育上の注意
スネール退治に活躍する一方、エビを食べてしまうため、ミナミヌマエビやレッドビーシュリンプなどと混泳はできない。
大人しい小型カラシンでも水草などの隠れ家を作れば混泳は可能。
小型と言ってもシクリットの仲間なので基本的に自己主張が強い。特に繁殖時はかなり攻撃的で、広い遊泳スペースを確保する必要がある。
スネール駆除には効果的だが、混泳魚の選定や遊泳スペースを考えて導入しないと、喧嘩対策という別の悩みが増えてしまう。
オープンスポウナーで、平たい床や石などにたまごをばら撒くように産卵する。ペアで甲斐甲斐しく卵の世話をして、ヒレで新鮮な水を送る。外敵から守ろうと特に攻撃性が増すので、平和な環境を目指すなら卵は別水槽に移すのも効果的。
稚魚は孵化から3日程度でヨークサックを使いきって泳ぎだす。その頃になればブラインシュリンプを与えれば問題なく飼育することができる。1ヶ月もすれば親魚と同じエサを食べられるようになる。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
体長4センチを120水槽で
4匹と、体長10センチの金魚2匹、15センチの鯉1匹、13センチのドジョウ2匹、20センチのセルフィンプレコと、ヒメタニシ投入での混泳させています。サイズの違いからか、これといったトラブルは今のところはありません。(屋外加温飼育水槽 2015-09-23 (水) 01:08:08)
ペアー2匹から繁殖し、子供が20匹ほど大きくなりましたが
色々いた水槽が気付くとトーマシーだけの水槽になっていました。
成長し大きくなると臆病になり普段は流木や石の陰に隠れ
餌の時だけしか姿を現せません。
(名無しさん 2018-07-29 (日) 01:41:30)
3〜4センチ程の2匹購入 一回り大き方が小さい方を追いかけ回していたのでそれぞれの隠れ家を設置すると少し落ち着きました。クーリーローチとテトラも一緒に入れていますが今のところ他種には攻撃無しです。(名無しさん 2020-06-04 (木) 00:33:30)
ネオンテトラ30匹、オトシン10匹、トーマシー5匹を水草と飼育中。1ヶ月経過しましたが他種への攻撃はなく、トーマシー君同士で争っています。(名無しさん 2020-07-28 (火) 19:40:59)
5年以上飼ってるけどまだまだ元気。ペアで飼ったけど、メスは脱走で☆に。
同じタイミングで飼ったテトラは亡くなっちゃったので一匹だけ生き続けて飼い続けてます。
ヒーター故障で効いてなくても、狭いセットで水換え無しでも生きれる強靱なお魚さん。(名無しさん 2021-02-07 (日) 20:11:44)
トーマシーのペア大をいジャイアン、小をスネ夫、オトシンをのび太、ひめタニシをドラえもん、ミナミヌマエビをしずかちゃん、ヤマトヌマエビを出木杉君を名付けて混泳させていますが、ジャイアンがしずかちゃんを食ってしまうだろなと思っていたら、そんな事も無く、逆にジャイアンがスネ夫をいじめまくっています、のび太は餌も食わすドラえもんをずーっとグルーミングしてるし、 出木杉君がでかくてのび太君を食っちゃうんじゃないかとそわそわしてます、トーマシーって同族の攻撃性がすごいですね(名無しさん 2023-01-15 (日) 14:48:23)
60cm水槽に6尾飼育しているが、トーマシー同士でいつも小競り合いをしていて常に平和のない水槽になっている。
ホバリング状態でいるけど結構動きは早い。他種にはあまり興味がないみたいで、コリドラスとパールグラミーは被害を受けていない。(名無しさん 2023-01-26 (木) 14:39:54)
導入当時はそこまででもなかったけど、最近は同種間での喧嘩が絶えない。
60センチ水槽に6尾入れているが、体の小さい1尾が追いかけまくられて水槽の端の方で萎縮していて餌も食べれてなく痩せてきたので隔離。同じくハニードワーフもいじめられているのか弱り始めたのでこれも隔離。カージナルテトラも一部、鱗が剥がれたのがいるので攻撃されている可能性あり。コリドラスは遊泳域が異なるのか問題なし。同じシクリッド のペルマトはトーマシーより一回り体が大きくて負けてないので混泳問題なし。コンゴテトラも泳ぎが早いので問題なしです。
性格も個体差があるけどかなり暴れん坊なので、注意が必要。(名無しさん 2023-02-10 (金) 13:03:36)
60cm水槽にて、ネオンテトラ20匹、グッピー15匹、トランスルーセント6匹、ゴールデンハニードワーフグラミー2匹、オトシンネグロ3匹、タイガープレコ2匹、各色チェリーシュリンプ15匹前後、ヤマト3匹にトーマシー3匹で飼育してます。
ハニードワーフグラミーとグッピーは下層を泳ぐ際によく攻撃されてます。
それよりも同じトーマシー同士で向かい合って喧嘩したり追いかけ回したりすることが多いです。
逆にトランスやプレコ、オトシンなどのナマズ系、意外ですがエビ類は全く攻撃しません。
グッピーの稚魚などはなかなか見つからないのか、興味が無いのか近くを泳いでても反応しないことが多いです。(名無しさん 2023-09-23 (土) 21:04:06)
45センチ水槽で、トーマシー1匹、テトラ14匹、ラスボラ6匹、グラミー3匹、コリドラス6匹、フライングフォックス1匹飼ってますが、トーマシーにテトラとグラミーが攻撃されてます。ある日ラスボラの尾びれが半分無くなっていたので、犯人は分かりませんが20センチキューブに隔離しました。(名無しさん 2023-12-23 (土) 12:04:21)
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
プラチナエンゼル(7センチ)を攻撃しています (名無しさん 2014-06-01 (日) 13:38:45)