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アキシス
タイ・ミャンマー原産の小型ナマズ。
アキシスというのは属名で正確な名前ではない。アキシス属は特徴も性質も似た種が多く、判別が困難なため、暫定的に学名Akysis maculipinnisとした。
最大で3.5cmと非常に小さく、体高もないためコリドラス等と比べても小さく感じるが、ヒゲはしっかりと備わっておりナマズらしい特徴も持っている。
茶色の体色にチョコレート色の模様が体に入り、枯れ葉の堆積したものにもしているのがわかる。
生息地は流れのある極浅い小川で、砂や石・岩で構成されている。雨季には水量が増加する。環境を模して、角のない砂状の底床で、適度な水流を起こし、エアレーションを行うと状態よく飼育できる。
背ビレと胸ビレに刺があり、毒を出す。
人間には害はないが、強い痛みを伴うので扱う際には注意が必要。
Photo
データ
学名 | Akysis maculipinnis (Fowler, 1934) | |
英名 | - | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、アキシス(Akysidae)科、アキシス(Akysis)属 | |
通称 | ドワーフアジアン・バンジョーキャット、アキシス・マクリピンニス | |
分布 | タイ、ミャンマー | |
最大体長 | 3.5cm | |
寿命 | - | |
餌 | 肉食性でイトミミズや赤虫、動物性プランクトンを好みます。人工飼料にもなれるので、沈水性の細かい餌を与えよう。夜行性のため、餌食いが悪い場合は消灯後に与えると良い。 | |
適性な水質 | 温度 | 16.5~24℃ |
PH | 6.0~7.5 | |
硬度 | 非常な軟水~中程度の硬水:2~10°d | |
飼育難易度 | 難しい | |
繁殖難易度 | 繁殖は容易なタイプ。 卵はばら撒き型で親魚は全く守らないばかりか積極的に食べてしまうので、親魚をパンチングの穴やスリットの空いたザルのような容器に入れて、卵が下に落ちるようにする。穴が小さすぎると卵が通過できないので、5mm程度の間隔のあるものにしよう。 卵が鮮やかなブルーをしていて1度に60個程度の卵を産む。24℃の環境で3日程度で孵化して、そこから5日ほどでブルーのヨークサックを消費する。 自由遊泳するようになったらブラインシュリンプを与える。 稚魚も水質の悪化に弱く、親魚の水槽から1日に2度、100%の水換えを推奨。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | - | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい 捕食されない相手なら問題なく混泳できる。 | |
気をつけたい病気 | 白点病 | |
推奨されるアクセサリなど | - | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 47匹 |
特徴・飼育上の注意
背ビレと胸ビレに刺があり、毒を出す。
人間には害はありませんが、痛みを伴いますので扱う際には注意が必要。
水の汚れに弱く、週1度50%程度の水換えと合わせて底床掃除を入念に行わないと白点病にかかったり、特徴的なヒゲが溶けてしまうことがあるので注意。
流木や水草は生息地には無いため、必須ではない。
また底床を掘り起こすタイプなので水草が抜かれてしまう場合がある。そのため、アヌビアスやモスなど活着するタイプの水草が向いている。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています