ミドリガメは正式名称ミシシッピアカミミガメと言います。
甲羅のサイズが最大で28cm程度になります。また、食欲旺盛で水もすぐに汚れてしまうので、最小でも60cm規格水槽くらいの大きさは欲しいところです。欲を言えば、水上に出て甲羅干しをするスペースも欲しいので陸地と水場を作ると状態良く飼育できます。そうなると水槽サイズはさらに大きなものが必要になります。
家庭内で90cm規格以上の水槽を用意するとなると飼育のハードルは高いのですが、ミドリガメを簡単に購入してしまう例が多く、このギャップが各地での放流という行為につながっています。その結果、各地の生態系を壊し、現在では飼育・販売の禁止が検討されています。
水面が完全に氷りさえしなければ飼育可能なので、野外にトロ箱や衣装ケースのような容器を用意して飼うと、比較的飼育しやすいと思います。
陸上+亀の全長程度の高さなら手をかけて逃げ出してしまうので、蓋をするか、高さのある容器を用意するようにしてください。
このように、価格が安く、購入時は小型なことから簡単に手を出してしまいがちなミドリガメですが、実は大型のリクガメを飼育するのと変わらないコストがかかることを理解して購入するようにしてください。