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デナリー社の水草リスト  

ドイツのアクアリウム関連企業デナリー社の水草リスト。
世界で初めて水草関連の機器を販売し、多くの水草をアクアリウム界に送り出した老舗。

現在も多くの新種発表や改良品種をしており、廃盤になったものや、日本に入ってこなくなったものも多い。
また最近のDNAを用いた検査によって品番や名前が変わったものもある。

このページで過去に販売されものも含めリストを作成する。

説明文以外の写真や各種データはデナリー社のものを記載している。
出典:http://dennerle.com/de/service/pflanzendatenbank

デナリー社のページ通りにオリジナルの品名順で掲載。日本語表記に関しては日本で流通している品種名を記載している。


マリモ  

日本でお馴染みマリモをデナリー社が逆輸入したもの。
日本産のマリモが流通しているため、デナリー社のものが日本で流通することはほとんど無い。

球状になった藻の一種。レイアウトに加えると可愛らしい雰囲気を作れる。弱い光でも問題なく飼育できるが、高温には弱いので注意が必要。また水流やエアレーションを当て続けると分解してしまうので落ち着いた水槽向け。

自然下では丸いコロニー状になることは稀で、販売されているものは人工的に丸められたもの。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)AEGAGROPILA LINNAEI
略名C51
高さ10cm
分類マリモ属
分布日本、東アジア、東ヨーロッパ
タイプモス
成長速度遅い
温度10~26
PH6~8.5
硬度(°d)10~30

アルテルナンテラ・レインキー・ブロンズ  

南アメリカ原産のレインキー。
新しい葉がブロンズのように赤茶けた色になり、その後オリーブ色に変化し、最終的に緑になる。
古くから水草として流通しており、挿し木でもランナーでも比較的育てやすい。ただし生育には強い光量が必要で、完全に水没させた状態での長期維持は難しい。どちらかというと水上葉向けで、水上葉で育てたものを株分けして水中にレイアウトすると良い。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII BRONZE
略名A05
高さ50cm
分類ツルノゲイトウ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~30

アルテルナンテラ・レインキー・ミニ  

水中で10cmと非常に小型に収まるレインキーの改良品種。
赤い葉や幹が緑一辺倒のレイアウトには良いアクセントになる。水上葉は他のレインキーと同じように見えるが、水中では小さい不思議な種。そのため小型水槽でも問題なく導入できる。しかし適正な成長には非常に強い光とCO2が必要で、成長速度が遅く根付きにくい難種。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII MINI
略名A03
高さ10cm
分類ツルノゲイトウ属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)10~20

アルテルナンテラ・レインキー・レッド  

南アメリカ原産のレインキー。
レインキーの中では最も鮮やかな赤になる種。葉の表面はオリーブ色で、下側が濃いレッドになる。最大で50cmと大型水槽でメインプランツとしても利用できる。ワンポイントに置いて、アクセントにしても、メインプランツにして赤系の水景を作るにも良い。
水中での長期飼育はあまり向いておらず、強い赤を出すには高光量とCO2が必須となる。また、赤の強い新芽を多く出したい場合は、レイアウト後2ヶ月位で成長が鈍化した時点で水上葉に差し替えるのが良い。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII ROT
略名A04
高さ50cm
分類ツルノゲイトウ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)10~20

アルテルナンテラ・レインキー・レッドルビー  

レインキーの改良品種で、葉脈が赤く染まる種。その葉脈の色がルビー色になることから名付けられた。
成長はノーマルに比べると遅く、背の高さも多少低く収まる。そのため中型の水槽でも用いやすい。かなり特殊な印象を受ける水草で、第一印象は「作り物かな?」と勘違いするほど。自然な雰囲気の水槽というよりも、個性を出したい場合に向いてる。ノーマルと同じく高光量とCO2は必須で、良い色に保つには数ヶ月に一度は差し替えが必要。

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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII 'RED RUBY'
略名A18
高さ40cm
分類ツルノゲイトウ属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)2~21

アマニア・グラキリス  

セネガンビア原産のグラキリス。
長細い先の尖った5cm程度の葉をつける。葉の付き方は左右に展開する対生で、一本の茎に密生して葉をつける。鮮やかな赤を保つには高光量が一番効果的で、密生させるにはCO2を多めに添加するのがコツ。水上葉は全く異なった葉で丸みのあるグリーンの葉を持つ。綺麗な赤を保つほどよい環境を作ると成長が非常に早く、60cm程度の高さはあっという間に到達してしまうので、コマ目な差し戻しが必要になる。

品名(学名)AMMANNIA GRACILIS
略名A08
高さ60cm
分類ヒメミソハギ属
分布セネガンビア
タイプ有茎草
成長速度早い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)2~10

アマニア・プレテルミサ  

出自の不明な種。ルビー色の鮮やかな新葉を出す。葉も小さく非常に成長が遅く高さも出にくいため、前景にも使いやすい。
軟水と高光量、CO2の添加が成長に欠かせない。その増やしにくさからか、残念ながらあまり日本に輸入されることはない。

品名(学名)AMMANNIA PRAETERMISSA
略名A08
高さ15cm
分類ヒメミソハギ属
分布不明
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~25

アヌビアス・バルテリー  

一般に流通しているアヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーと同じもの。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI
略名A19.0
高さ40cm
分類アヌビアス属
分布西アフリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・カラディフォリア  

デナリー社のアヌビアス・カラディフォリア?
様々なカラディフォリアが流通するが、本種が西アフリカの原種に近いタイプ。トロピカ社のものに比べると丸みを帯びていて、可愛らしい雰囲気を持っている。茎が長い状態で入荷することが多く、葉を上部に飛び出させるオープンアクアリウムに向いている。他のアヌビアスに比べると成長速度が早く、株分けをしやすい。

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写真提供:デナリー社[編集]
103_A19-1_Anubias_barteri_coffeefolia_klein_w.jpg
写真提供:デナリー社[編集]
103_A19-1_Anubias_barteri_coffeefolia_w.jpg
写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ANUBIAS BARTERI COFFEEFOLIA
略名A19.1
高さ15cm
分類アヌビアス属
分布西アフリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ナナ  

説明不要の強健種。植えて良し、活着させて良し、小型から大型まで導入しやすいオールマイティー。アルカリ性の水質でも導入できるため、アフリカン・シクリッド水槽に合わせることもできる。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI NANA
略名A21
高さ5~10cm
分類アヌビアス属
分布西アフリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ナナ・ボンサイ  

アヌビアス・ナナの改良品種でデナリー社独自のもの。ボンサイの名前の由来は盆栽から。現行流通する中で最も小型のアヌビアス。小型水槽でも鬱蒼としたジャングルのような雰囲気を作ることができる。それはまさしく盆栽の世界観。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI VAR. NANA 'BONSAI'
略名A21.3
高さ~5cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ナナ・ゴールド?  

アヌビアス・ナナのゴールデンタイプ。葉の色が黄色に近い淡いグリーンになることから名付けられた。一般に流通しているゴールデンと同じもの。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI VAR. NANA 'GOLD'
略名A21.6
高さ5~10cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ハティスフォリア?  

大型で有名なハティスフォリア。先の尖った耳付きの葉を付ける。葉だけでも30cmを超える。一般に流通している種と同じ。

品名(学名)ANUBIAS HASTIFOLIA
略名A17
高さ100cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ヘテロフィラ  

他のアヌビアスに比べると淡いグリーンで、葉の厚みが薄く、全体的に柔らかい印象を受ける。
60cmと大型であるものの、葉柄が長く、それほど密生した雰囲気にもならない。独特の雰囲気を持っていて、傘のように成長する。小型のナナや、大型の種とはまた違った、アヌビアスのバリエーションとしては面白い。

品名(学名)ANUBIAS HETEROPHYLLA
略名A15
高さ60cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アポノゲトン・ボイビニアヌス  

透明感のある深緑の昆布のような葉を、最大で50cmと大きく広げる種。一般に流通しているアポノゲトン・ボイビニアヌスと同じもの。

品名(学名)APONOGETON BOIVINIANUS
略名A26
高さ60cm
分類レースソウ属
分布改良品種
タイプ塊茎
成長速度早い
温度22~28
PH6~8
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・ヘンケリアヌス  

マダガスカル・レースプラントによく似た種で、本種のほうが葉が大型。レースプラント同様に定期的な休眠が必要で非常に飼育が難しい。特に本種の場合は強い光を当てるとコケやすく、水温も26度を超えると溶けてしまう。

品名(学名)APONOGETON HENKELIANUS
略名A51
高さ60cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度早い
温度20~26
PH5~7.5
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・ロンギプルムロスス  

わかめのように透明感のある長細い葉を漂わせるレース層の一種。
アポノゲトン・カプロニーによく似た特徴を持っている。後景に植えて水面に葉を漂わせるのが一般的。他のレース草に比べると難易度が低く、水中での長期維持も可能。中程度の光量と、少量のCO2を添加すれば問題なく飼育できる。
水流のある地域に棲息するため、わかめのようになびかせるのも向いている。ピンク色のサスマタ型の穂のような花を咲かせる。

品名(学名)APONOGETON LONGIPLUMULOSUS
略名A53
高さ60cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度普通
温度20~28
PH5~8
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・マダガスカリエンシス?  

日本ではマダガスカル・レースプラントで流通しているもの。定期的な休眠が必要で非常に飼育が難しい。

品名(学名)APONOGETON MADAGASCARIENSIS
略名A41
高さ20~40cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度普通
温度20~26
PH5~7.5
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・ウルヴァケウス  

透明感のあるライトグリーンの葉をかなり大胆にくねらせて広げる種。一般に流通しているアポノゲトン・ウルヴァケウスと同じもの。

品名(学名)APONOGETONS ULVACEUS
略名A70
高さ70cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度早い
温度20~26
PH5~8
硬度(°d)10~20

バコパ・オーストラリス  

2010年に栽培が開始された歴史の浅い水草。アルゼンチン、ブラジル産のバコパ。
特徴はウォーター・バコパに似ている。一枚の葉は2cm程度と小さいく密生するので、草原のような雰囲気を作るのに向いてる。薄く透明感のある繊細な葉を生やす。十分に光量を与えると横に広がり、光量が少ないと上に伸びる。
水上葉も同じように葉が小さく、白い可憐な花を咲かせる。テラリウムの浅瀬に植えるのと最も健康的に飼育できる。水上葉は増やしやすく、日本でも一般に流通しているため、デナリー社のものはあまり流通しない。

品名(学名)BACOPA AUSTRALIS
略名B20
高さ50cm
分類ウキアゼナ属
分布アルゼンチン、ブラジル
タイプ有茎草
成長速度普通
温度18~26
PH6~8
硬度(°d)10~20

ヤナギスブタ  

日本名ヤナギスブタ。日本の河川に生息している一年草。
0.3mmほどの細長い葉が水流になびくさまが柳の様に見えることから名付けられた。そのため長期維持には向かないが、日本の水質には適応しているのでブリクサの中では飼育は難しくない。原生地でもぎりぎり背の高さくらいの、ごく浅瀬の川に群生することから、生育には強い光が重要。あとは多少のCO2とソイルであれば問題なく育成することができる。
小型で扱いやすいため、前景草と後景の中間に植えたり、小型水槽を草原のようにする際にも使いやすい。高さのある水槽だと光が足りずに、根付く前に枯れることがあるので注意が必要。日本で普通に流通しているので、デナリー社のものはあまりみない。

品名(学名)BLYXA JAPONICA
略名B70
高さ15cm
分類スブタ属
分布東アジア
タイプロゼット
成長速度普通
温度22~26
PH5~7
硬度(°d)10~25

ボルビティス・ヒュディロッティ  

一般に流通しているボルビティス・ヒュディロッティと同じもの。

品名(学名)BOLBITIS HEUDELOTII
略名B55
高さ50cm
分類スブタ属
分布アフリカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~26
PH5~7
硬度(°d)10~25

カボンバ・アクアティカ  

一般に流通しているカボンバに近い種。ノーマルのカボンバに比べると緑が薄く、多少小さいくらいでほとんど同じ。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CABOMBA AQUATICA
略名C55
高さ50cm
分類ハゴロモモ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度普通
温度22~26
PH6~7
硬度(°d)0~10

カボンバ  

一般に流通しているカボンバ。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CABOMBA CAROLINIANA
略名C10
高さ80cm
分類ハゴロモモ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度早い
温度22~26
PH6~7
硬度(°d)10~20

レッド・カボンバ  

一般に流通しているレッド・カボンバ。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CABOMBA FURCATA
略名C20
高さ50cm
分類ハゴロモモ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度早い
温度22~26
PH6~7
硬度(°d)0~10

マツモ  

一般に流通しているウォータースプライト。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CERATOPHYLLUM DEMERSUM
略名C40
高さ120cm
分類ミズワラビ属
分布アフリカ、アジア、北オーストラリア
タイプ有茎草
成長速度早い
温度22~28
PH6~8
硬度(°d)10~30

アメリカンスプライト  

一般に流通しているアメリカンスプライトもしくはミズワラビ?。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CERATOPTERIS THALICTROIDES
略名C46
高さ120cm
分類ミズワラビ属
分布アフリカ、アジア、北オーストラリア
タイプ有茎草
成長速度早い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)10~30

オリヅルラン  

一般に流通しているオリヅルラン。水草ではないため水中での育成はできない。テラリウムの陸地部分に利用される。気候の変動に強く、どんな環境でも物ともせずシューターを伸ばして群生する。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CHLOROPHYTUM BICHETII
略名SU65
高さ120cm
分類
分布
タイプロゼット
成長速度早い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)10~30

クリヌム・アクアティカ・ナローリーフ  

一般に流通しているクリヌム・アクアティカ・ナローリーフ

品名(学名)CERATOPTERIS THALICTROIDES
略名C60
高さ100cm
分類ハマオモト属
分布カメルーン
タイプ塊茎
成長速度遅い
温度22~28
PH6~8
硬度(°d)10~20

クリヌム・ナタンス  

一般に流通しているクリヌム・ナタンス

品名(学名)CERATOPTERIS THALICTROIDES
略名C61
高さ100cm
分類ハマオモト属
分布西アフリカ
タイプ塊茎
成長速度遅い
温度22~28
PH6~8
硬度(°d)10~20

クリプトコリネ・ボルネオエンシス  

ボルネオ島原産のクリプトコリネ。
ワニの鱗のようにぼこぼことした葉をしており、エキゾチックな雰囲気を演出する。新しい葉は暗いオリーブ色になる。最大で10cm程度と小型なため、小型水槽のメインプランツとして導入しやすい。成長はゆっくりながらも栄養素を十分に吸収するのでコケの抑制に向いている。

品名(学名)CRYPTOCORYNE X PURPUREA
略名C222
高さ10cm
分類クリプトコリネ属
分布ボルネオ島
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~7
硬度(°d)2~8

クリプトコリネ・アフィニス  

一般に流通しているクリプトコリネ・アフィニスと同じもの。日本でも栽培されているため、デナリー社のものが流通することはない。

品名(学名)CRYPTOCORYNE AFFINIS
略名C400
高さ30cm
分類クリプトコリネ属
分布マレー半島
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH7~8
硬度(°d)10~30

クリプトコリネ・ネビリィ  

一般に流通しているクリプトコリネ・ネビリィと同じもの。

品名(学名)CRYPTOCORYNE BECKETTII
略名C224
高さ10~20cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH6~8
硬度(°d)10~20

クリプトコリネ・コルダータ  

タイ南部、マレー半島、スマトラとボルネオ島が原産のクリプト。
黒っぽい葉脈にオリーブ色の葉で、くすんだ落ち着いた色彩。水上葉はハート型をしていて、水中葉は細長い楕円形をしている。葉柄が長く伸びるのが特徴で20cm近くまで伸びる。原生地ではごく浅瀬の川や沼など。酸性で軟水のブラックウォーターが向いてる。光は少なくても問題ないが、高さの高い水槽よりも、葉を水面に漂わせたほうが状態よく飼育できる。完全に水没させた状態での長期維持には向かない。

品名(学名)CRYPTOCORYNE CORDATA
略名C30
高さ20cm
分類クリプトコリネ属
分布東南アジア
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~7
硬度(°d)2~12

クリプトコリネ・ウィリッシー  

クリプトコリネ・ルーケンスとされていますが、現在ではクリプトコリネ・ウィリッシーと同種として分類されている。一般に流通しているクリプトコリネ・ウィリッシーと同じ種。

品名(学名)CRYPTOCORYNE LUCENS
略名C321
高さ10~20cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・ルテア  

クリプトコリネ・ウィリッシーによく似ているが、本種のほうが新しい葉がオリーブ色に色づく。
高さが20cm程度と小型なので、前景や中景にも使いやすい。他のクリプト同様、完全に水没させる場合は強い光とCO2が必須。植え替えには弱いので頻繁なレイアウトの変更には向かない。

品名(学名)CRYPTOCORYNE LUTEA
略名C226
高さ10~20cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・パルバ  

クリプトコリネ・ウィリッシーやルーケンスの元になった掛け合わせの種。
長い葉柄の先にスプーンのような形をした鮮やかなグリーンの葉をつける。高さが最大でも10cm程度とクリプトコリネの中で最小。そのためヘアグラスやリシアと合わせて岩組にすると単調になりがちな草原レイアウトに動きが出て、自然の雰囲気を作ることができる。水槽サイズを問わず綺麗なグリーンの草原を作ってくれるので、非常に扱いやすい水草。成長は遅いので綺麗に密生させるには多めにCO2を添加するのが効果的。

品名(学名)CRYPTOCORYNE PARVA
略名C340
高さ5~10cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・ポンテデリフォリア  

一般に流通しているクリプトコリネ・ポンテデリフォリアと同じもの。

品名(学名)CRYPTOCORYNE PONTEDERIFOLIA
略名C358
高さ30cm
分類クリプトコリネ属
分布インドネシア
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・フラミンゴ  

デナリー社で作られたクリプトコリネの改良品種。原種は不明。
新しい葉がフラミンゴの足を思わせる爽やかなピンクと細く丸まった葉になることから名付けられた。水中葉は横幅が出て、クリプトコリネらしい波打つようになります。水中葉は深いオリーブ色と、ピンクを混ぜたような独特の色彩になる。時間が経つとだんだんとグリーンになっていく。
最大でも10cm程度しか高さが出ないので小型水槽のメインプランツに用いやすい。
クリプトコリネの中でも特に成長の遅い種で、綺麗に新しい葉を出させるにはとにかく強い照明が必要。そうした環境ではコケにやられやすいので長期にわたって綺麗に保つのは困難。またクリプトコリネらしく植え替えには弱いので「ライトが上手く当たるように移動させよう」と後からレイアウト変更をすると、溶けてなくなってしまうので、導入時から強い光の下に計算して配置するようにしたい。

品名(学名)CRYPTOCORYNE SPEC. 'FLAMINGO'
略名C444
高さ10cm
分類クリプトコリネ属
分布改良品種
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・レグロイ  

スリランカ原産のクリプトコリネ。
水中葉はイエローとブラウンを混ぜたようなブロンズ色で、幅2cmほどの細長い葉になる。水上葉は全く異なる雰囲気を持っていて、長い葉柄に楕円形の葉を付ける。濃いオリーブ色の錆びたエキゾチックな色彩をしている。
成長は遅いながらも水上葉であれば環境を選ばず株分けも可能で、アジア便で安価に流通するようになってからはデナリー社のものは見かけなくなった。難種とは言わないまでも、成長が遅く密生させるのは困難であくまでもワンポイント用。CO2はあってもなくてもよく、光量も中程度で良い。どちらかというとテラリウムに向いている。

品名(学名)CRYPTOCORYNE SPEC. LEGROI
略名C225
高さ25cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・ウステリアナ  

フィリピン原産の大型クリプトコリネ。
最大で70cmもの大型になるので、大型水槽のメインプランツに向いている。ボコボコとした表面が特徴の葉。水中葉は4cm程の幅で長細い葉が水中をゆらゆらと漂う。新しい葉は裏が紫になり、上側が鮮やかな緑になる。
成長は遅いものの光量さえ確保すれば枯れることはないので、アフリカン・シクリッド水槽等に向いている。水上葉は40cm以上にもなる長い葉柄に30cm程の大きな長細い葉を付ける。そのバランスから上に向かって伸びるというよりも、横にしなだれるように成長する。
アジアのファームでに生産されているため、デナリー社のものはあまり見かけない。

品名(学名)CRYPTOCORYNE USTERIANA
略名C221
高さ70cm
分類クリプトコリネ属
分布フィリピン
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~26
PH6~8
硬度(°d)7~21

クリプトコリネ・ウェンティ・ブラウン  

一般に流通しているクリプトコリネ・ウェンティ・ブラウンのブラウンタイプ。

品名(学名)CRYPTOCORYNE WENDTII BRAUN
略名C404
高さ10~20cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・ウェンティ・C421  

一般に流通しているクリプトコリネ・ウェンティのブラウンタイプを小型にしたもの。小型で扱いやすくした改良品種。

品名(学名)CRYPTOCORYNE WENDTII C421
略名C421
高さ10~15cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・ウェンティ・C402  

一般に流通しているクリプトコリネ・ウェンティの葉の幅が広いものを固定した改良品種。

品名(学名)CRYPTOCORYNE WENDTII C402
略名C421
高さ10~20cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・ウェンティ・グリーン  

一般に流通しているクリプトコリネ・ウェンティのグリーンが強く出る改良品種。新しい葉であってもブラウンや赤にはならない。導入が容易で初心者向け。

品名(学名)CRYPTOCORYNE WENDTII GREEN
略名C600
高さ10~25cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20

クリプトコリネ・X・ウェンティ  

一般に流通しているクリプトコリネ・ウェンティと別の種がナチュラルハイブリッドしたもの。人工的に生み出されたものでなく、自然に交配したもの。名前にあるXはナチュラルハイブリッドを示す。普通のウェンティに比べて幅が細い特徴を持つ。

品名(学名)CRYPTOCORYNE X WILISII
略名C320
高さ10~20cm
分類クリプトコリネ属
分布スリランカ
タイプロゼット
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~20