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クラウン・ローチ  

ドジョウの仲間であるクーリー・ローチ。あまりドジョウらしくないが泳ぎを見ると納得。
横縞模様が派手で可愛らしい目をしている。その黄色い体色に黒のバンド、更には赤いヒレがクラウン(ピエロ)のように見えることから名前が付いている。ちなみにローチとはドジョウのことだ。
単独だと臆病なので出来れば3匹くらいは一緒に飼いたい。5匹も飼えば我が物顔で水槽内を泳ぐ姿を観察できるだろう。
ローチの中では断然一番人気で愛好家も多い。


Photo  

クラウン・ローチ
 
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データ  

学名Chromobotia macracanthus
英名Clown loach、Botia macracanthus
分類コイ目、ドジョウ科、クロモボティア(Chromobotia)属
通称クラウン・ローチ
分布インドネシア(スマトラ、ボルネオ)
最大体長30cm(水槽下では15cm程度)
寿命15年
人工飼料冷凍飼料活餌。沈水性のタブレットで問題ないがイトメ?冷凍アカムシ?も食べる
適性な水質温度25〜30℃
PH5.0〜8.0
硬度軟水
飼育難易度やさしい
繁殖難易度−(可能らしいがデータがあまりない)
オスメスの見分け方オス尾ビレが長い
メス尾ビレが短い
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点大抵の魚と混泳出来る。単独だと臆病で隠れてばかりだが同種を5匹ほど混泳させると元気に泳ぎ回るようになる
気をつけたい病気白点病
推奨されるアクセサリなど砂に潜る習性があるので、細かな砂かソイルで飼育すると良い。
避けたほうがよいもの角のあるアクセサリや重みのある砂利などは怪我をする恐れがあるので良くない
60cm水槽での適正な飼育数*15匹

特徴・飼育上の注意  

30cmになることを考えると60cm規格水槽では厳しいが、水槽飼育では15cm程度にしかならないので安心して欲しい。しかし30cm規格水槽で飼うにはちょっと厳しい。最低でも60cm規格水槽で飼いたい。
水質の変化には強いがドジョウの仲間ということで底を漁る性質上ヒゲや口が白点病になることがあるので底床掃除を怠らずに、こまめに掃除するように心がけよう。
一般的な水槽飼育での繁殖は成功例が無い。どうやら水族館レベルの水槽で30cmまで成熟したカップルでないと産卵は難しいようだ。
ではブリード個体はどのように生まれてるかというと、ドジョウの仲間はホルモン剤の投与で人工的に産卵を促進させないと難しいようだ。
余談だが目の下に眼下棘(がんかきょく)という棘を持っていて素手で捕まえようとすると鋭いその棘で刺されることがある。網でも引っかかってしまうのでプラケなどで移動させよう。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

・60㎝水槽(無加温)5年?(現在の体長:約15㎝)
水槽内で他に競う相手が居ない場合(?)、成長差が出て来ると大型個体が他の個体を追い回すようになり、落としてしまう。(5匹→2匹→1匹)
また、10㎝前後に成長以降はメダカやエビ等の小型生体を好んで捕食する。
(捕食か攻撃か不明ながら、自分より大きな金魚相手でも追い回す場合あり。)
屋内で少なくとも冬場の水温が10℃前後までで抑えられる様なら無加温でも問題なさそうですが、冬の間は冬眠状態で餌の時間でも隠れ家からあまり出て来なくなるので秋口の給餌はしっかりと。(春になって水が温んで来ればまた普通に活動再開しています。)(名無しさん 2020-03-12 (木) 03:21:05


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています