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ワンライン・ペンシルフィッシュ
アマゾン川中上流域域に生息するペンシルフィッシュ。
現地は水生植物が密集していたり、流木や枝・葉などが堆積した流れの穏やかな小川。多くの場合タンニンやフミン酸などの豊富なブラックウォーター。乾季は川、雨季は氾濫した池へ生息域を移動する。
同属のペンシルフィッシュやスリーライン・ペンシルに特徴が似ている。本種は体側に入るラインが名前の通り1本。尻ビレの模様は地域差がある。
ペンシルらしくひょろっとした細長い体が特徴で仲間と同じ方向(斜め上)を向いて群泳することも多く水草水槽のよいアクセントになる。
気が荒く特に同種間では喧嘩が絶えないためしっかりと隠れ家を用意しよう。そうしないと見るに耐えないほどのしつこい喧嘩をしてしまう。
ペンシルフィッシュの仲間はコケを食べると導入されることがあるが、個体差が大きく、エサを絞るとそのまま弱って死んでしまうことがあるので注意が必要だ。
Photo
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データ
学名 | Nannostomus unifasciatus (STEINDACHNER, 1876) | |
英名 | One-Lined Pencilfish、Oneline Pencilfish | |
分類 | カラシン目( Characidae)、レビアシナ(Lebiasinidae)科、ナノストムス(Nannostomus)属 | |
通称 | ワンライン・ペンシルフィッシュ | |
分布 | アマゾン川中上流域域、ネグロ川、オリノコ川上流、ギアナ | |
最大体長 | 5cm | |
寿命 | 2〜3年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌選ばずなんでもよく食べます。口が小さいので細かくしてあげましょう。ペンシルフィッシュの仲間はコケを食べると導入されることがあるが、個体差が大きく、エサを絞るとそのまま弱って死んでしまうことがあるので注意が必要だ。 | |
適性な水質 | 温度 | 25〜28℃ |
PH | 5.5〜7.0 | |
硬度 | 非常な軟水〜軟水:4〜8 °d | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | 難しい。子供はとても小さいため合わせたエサを与えるのが困難で、捕食されないためには多くの隠れ家が必要なため狭い水槽内で繁殖させることは難しいとされています。(生息域が腐葉土の堆積した酸性で極端に軟水の水域なので同じ環境を整えると簡単との報告もあり。成功した方はぜひ報告を下さい) | |
オスメスの見分け方 | オス | ヒレに鮮やかな赤と黒のラインが特徴 |
メス | オスのように赤くはならず黒と黄土色のライン | |
水槽内で好む高さ | 上層〜中層 | |
混泳での注意点 | 縄張り意識が強く、特にオス同士の争いは死に至ることも。出来れば同種の混泳は避けてペアで飼うのが望ましい。 | |
気をつけたい病気 | 松かさ病 | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家を作るための水草など | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 11匹 |
特徴・飼育上の注意
水質は酸性の軟水を好む。視界のあまりない環境なためか、目に見える距離での同種間での争いが耐えない。小型カラシンなども攻撃の対象にされることがあるので、十分な水草で隠れ家を用意したい。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています