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レインボー・テトラ
コロンビアのサン・フアン川に生息する小型テトラ。
森林に囲まれた小さな池のような上流域に生息している。
レインボーという名前から想像するような派手な色彩はないが、体側に入る黒いラインが尾ビレまで続く。そのライン上の鱗が光を反射してブルーやレッド、ときにはイエローにきらめくことからレインボー・テトラと名付けられた。
個体によっては目の赤いタイプもいるようだ。
同属にエンペラー・テトラがいるが、この種も飼い込むことで上品な美しさを出す。
落ち葉などを敷き詰めると水景の再現をする点でも、水質を再現する点でも有効。
オス同士はフィンスプレッディングで争うが、そのヒレを広げた姿を好む人も美しい。
同じネマトブリコン属にはエンペラー・テトラと合わせて2種しかいない。
多少高温に弱いタイプなので夏場の高温対策をしっかりとしたい。
Photo
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データ
学名 | Nematobrycon lacortei(Weitzman & Fink,1971) | |
英名 | Rainbow tetra | |
分類 | カラシン(Characiformes)目 、カラシン(Characidae)科、ネマトブリコン(Nematobrycon)属 | |
通称 | レインボー・テトラ | |
分布 | コロンビア・サン・フアン川 | |
最大体長 | 5cm | |
寿命 | 2〜3年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌選ばずなんでもよく食べます。 | |
適性な水質 | 温度 | 23〜27℃ |
PH | 5.6〜7.2 | |
硬度 | 非常な軟水〜硬水:5〜19 °d | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | 普通。小型カラシンの仲間の中では比較的容易。水草を水面まで生い茂らせて隠れ家を多く作っていれば子どもが産まれることがある。育てる場合には卵を別水槽に移してインフゾリア?やブラインシュリンプを与えると良い。 | |
オスメスの見分け方 | オス | パープルが綺麗に出る。メスに比べると小さい。フォークテールと呼ばれる尾ビレが特徴。 |
メス | 地味な体色で腹部が膨らんでる | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 同種のオス同士だとメスを争いフィンスプレッディングをします。しかし相手を殺すまでの喧嘩にはなりません。喧嘩を避けたい場合は10匹以上の複数で飼育すると良い。他の魚を攻撃することは滅多に無いので混泳に向いた魚と言える。 | |
気をつけたい病気 | カラムナリス症?、白点病 | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家を作るための水草など | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 33匹 |
特徴・飼育上の注意
導入時の水合わせさえ失敗しなければ飼育は簡単です。多少高温に弱いタイプなので夏場の高温対策をしっかりとしたい。
状態が良いとパープルが綺麗に出るので参考になります。水質が悪化してくると透明な体が白く濁ってきますので、もしそうなったら早急に水換えをすることが必要。
同種のオス同士だとメスを争いフィンスプレッディングをする。しかし相手を殺すまでの喧嘩にはならない。他の魚を攻撃することは滅多に無いので混泳に向いた魚と言える。喧嘩を避けたい場合は10匹以上の複数で飼育すると良い。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています