現在位置 : トップページ生体図鑑熱帯魚図鑑淡水魚図鑑 > ブルー・テトラ

ブルー・テトラ  

アマゾン川流域に生息する小型テトラ。
フミン酸やタンニンが豊富なブラックウォーターに生息する。

腹から尾にかけてグラデーションで入るメタリックブルーが美しく、クールな印象を与える。調子が上がると尾の付け根や腹のあたりが若干ピンクになる。
ネオン・テトラに似ているが正確にはビョールケア属という一種が登録されるだけの別属だ。

特質すべきはその攻撃性の強さで、同程度の大きさの魚を殺すまで追い回すことも珍しくなく、導入には計画性をもって望みたい。
大きさや色彩は水草水槽に向いているが、常に小競り合いを繰り返すため、癒やしを求めてとなると避けたほうが無難。


Photo  

ブルー・テトラ
 
写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Boehlkea fredcochui (Géry, 1966), Paracheirodon axelrodi(Schultz,1956)、Hyphessobrycon cardinalis
英名Cochu's blue tetra, Blue Tetra
分類カラシン(Characiformes)目、カラシン(Characidae)科、ビョールケア(Boehlkea)属
通称ブルー・テトラ
分布アマゾン川流域
最大体長5cm
寿命2〜3年
人工飼料冷凍飼料活餌選ばずなんでもよく食べます。
適性な水質温度22〜26℃
PH6.0〜8.0
硬度軟水〜中程度の硬水:5〜12 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい。他の小型カラシン同様難しとされる。卵はアマゾンソードなど大きな葉っぱに産み付けられる。卵や稚魚は隔離しないと捕食されてしまう。
オスメスの見分け方オスオスのほうがスマートで色が強い
メスメスのほうがふっくらとしている
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点小型カラシンのなかで1・2を争うほどの攻撃性の高さを誇る。同種はもちろん、動きの遅いものやヒレの長い魚は容赦なく攻撃される。底層を泳ぐものや大きさの違うもの(あまり大きすぎると逆の捕食の対象になる)がよい。またテリトリーを主張できないほど群泳させてもうまくいくようだ。それでも一日中お互いを追い払うような動作を繰り返す。
気をつけたい病気カラムナリス症?白点病
推奨されるアクセサリなど隠れ家を作るための水草など
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*133匹

特徴・飼育上の注意  

導入時の水合わせさえ失敗しなければ飼育は簡単。
安価で大量に仕入れる関係から状態の悪いものも販売されている可能性が大きい。ショップで買う場合は1週間以上飼育されて落ち着いたものを選ぶといいだろう。ヒレが閉じていたり、傷がついていたり、痩せてヒョロヒョロとしたものは避けたほうが良い。

繁殖は困難で逆に増えすぎてバランスを崩すようなこともないので水草水槽でのタンクメイトとして人気が高い。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています