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- 1 (2020-05-23 (土) 09:58:26)
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イバナカラ・アドケタ
ブラジルのネグロ川支流に生息する大型のドワーフシクリット。
原生地は川底に植物などが堆積し、茶色に濁ったかなり酸性で軟水の川。
体中に横方向に入るしましまの黒い模様が特徴。その様から欧米ではゼブラ・アカラという名前で流通している。
オスは成熟するとレッドが出てくる。黒い模様との境目にはエメラルドグリーンの鱗がドットのように散りばめられ鮮やかな色彩になる。
ドワーフシクリットにしては大型でオスは10cmを超えることも珍しくない。
生息域の水質を模して、ソイルや水草レイアウトの水槽で飼育すると調子よく飼育できる。
採取場所が限られるため、かつては万単位と高価だった。
今では繁殖の方法も確立されブリードもの多く流通するようになったが、ワイルドものと比べると鮮やかな色彩が出ないなど、まだ課題も多い。
かつては他のシクリッドと同じくナンナカラ属とされていたが、新しく作られたイバナカラ属に分類された。
Photo
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データ
学名 | Ivanacara adoketa (Kullander & Preda-Pedreros, 1993 ) | |
英名 | Zebra Acara、Rio Negro Dwarf Cichlid | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、シクリッド(Cichlidae)科、イバナカラ(Ivanacara)属 | |
通称 | ナンナカラ・アドケタ、ゼブラ・アカラ、リオネグロドワーフシクリッド | |
分布 | ブラジル・ネグロ川 | |
最大体長 | 10~13cm | |
寿命 | 5~8年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。自然下では水生昆虫やミズミミズ、動物性プランクトンなどを食している。ワイルドものは人工飼料に餌付きにくいが時間をかければ食べるようになる。ミジンコやブラインシュリンプが好物。 | |
適性な水質 | 温度 | 22~28℃ |
PH | 4.5~6.0 | |
硬度 | 非常な軟水~軟水、5~10 °d | |
飼育難易度 | やさしい。酸性の水が好みのため、ソイルを用いた水草水槽で飼育すれば状態良く飼育できる。 | |
繁殖難易度 | 普通 成熟したオスとメスを同じ水槽に移動すればペアリング完了。卵をばらまくオープンスポウナーだが鉢などを入れるとその中に産卵する。 稚魚は大きくヨークサックを消費した後はブラインシュリンプで問題なく飼育できる。ただし水質にうるさいところがあり、マジックリーフ等を使ってしっかりと酸性で軟水の水にしないと生存率が下がる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | メスに比べて色が鮮やかで体が一回り大きい |
メス | オスに比べて地味な色彩で体が小さい | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 気性:攻撃的になることがある:繁殖期などには攻撃的になる。普段は混泳可能。ただしブリードを狙うのであればペアでの飼育が基本。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 産卵床用に鉢や平たい岩組など | |
避けたほうがよいもの | アルカリ性に傾けるサンゴ砂や岩組など | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 10匹 |
特徴・飼育上の注意
酸性で軟水の水で飼育することを心がけよう。
水の汚れで酸性に傾けるのではなく、適切なソイルやマジックリーフの利用が推奨される。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています