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コリドラス・メラノタエニア
ペルー、ブラジル、コロンビアのアマゾン川流域に生息するコリドラス。
コリドラス・アエネウスに似た雰囲気を持ち、コリドラス・エレガンスに似た体形をしていることから、どちらの袋にも間違えて混入されることがある悲運の種。
しかしその美しさは格別で、飼い込むとヒレがイエローに染まり、体がグリーンがかり、他のコリドラスにない個性を主張するようになる。スマートな体型をしているだけあって遊泳力があり、数匹で混泳させてあげると元気に泳ぎ回るようになる。
コリドラスの中では飼育が難しい。低温と弱酸性の水が好ましい。夏場の水質の管理に注意が必要だ。
なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。
Photo
データ
学名 | Corydoras melanotaenia (Regan, 1912) | |
英名 | Green-Gold Cory | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、コリドラス(Corydoras)属 | |
通称 | コリドラス・メラノタエニア、グリーンゴールデン・コリドラス | |
分布 | ペルー、ブラジル、コロンビアのアマゾン川流域 | |
最大体長 | 5〜6cm | |
寿命 | 3〜5年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズや赤虫も好物。何でもよく食べる。口が小さいので小さめに砕いたものをあげよう。 | |
適性な水質 | 温度 | 20〜25℃ |
PH | 6.0〜7.2 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通。他のコリドラスと同様と言われるが、あまり繁殖例がない。高温での飼育が難しく、PHも低めを好むようで混泳する前提だと難しいかもしれない。Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。 | |
オスメスの見分け方 | オス | シャープでスリムな体型 |
メス | 上から見ると腹部がふっくらとしている | |
水槽内で好む高さ | 底層 | |
混泳での注意点 | 大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。繁殖を狙うなら卵は隔離する必要がある。 | |
気をつけたい病気 | カラムナリス症?、エロモナス症? | |
推奨されるアクセサリなど | 底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木や水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプやろ過器? | |
避けたほうがよいもの | 角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂? | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 27匹 |
特徴・飼育上の注意
コリドラスの中では飼育が難しい。低温と弱酸性の水が好ましい。夏場の水質の管理に注意が必要だ。
注意点があるとすれば大食漢で底床に体をつけて生息するため水換えの時にしっかりと底床を掃除してあげよう。汚れた環境だとヒレや自慢のヒゲが溶けてしまうこともある。
あまり知られていないがコリドラスには棘条と呼ばれる棘があり相手に刺さると毒を出す。なので輸送時に詰め込みすぎたり、大量に魚を混泳させると刺さる場合があるので注意しよう。
繁殖は他のコリドラスと同様と言われるが、あまり繁殖例がない。高温での飼育が難しく、PHも低めを好むようで混泳する前提だと難しいかもしれない。
Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。
卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。
稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。
泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
購入後1年くらいは独特の色合いなのだが、3~4年すると、パット見C・アエネウスと区別がつかくなるほどの色合いになる、かなり注意してみないと区別できなくなる。 繁殖はそんなに難しくない、アエネウスと同じ条件で、産卵する、卵の産み方もアエネウスと同じで1か所に50~100個近い数を産み付ける、水温もならしてしまえば28℃でも飼育できる。アエネウスとの交雑もしてしまうので、繁殖させるなら、一緒にしない方が無難、ちなみに産卵のトリガーは水槽の半分くらいの水替えになる、水温やpHの変化が産卵を促すようです(コリドラス 2023-05-13 (土) 21:57:00)
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
メラノタエニア(ゴールドグリーン)
外見はアエネウスそっくりで一緒に飼うと区別が付きにくいコリドラス。
アエネウスの各ヒレがゴールドカラーになってるアエネウスの一種。
飼育は、アエネウスより難しい。アエネウスと同じ要領で飼育してると、いつの間にかアエネウスだけが残ってる不思議。
食は、餌付けがうまくいくかどうかにかかってる。アエネウスとは対照的なので、静かな環境で飼育したい。人影を見るとサッと隠れてしまう。中々懐かない。
落ち着いて来ると、発色の良さが一際目立つ。アエネウスと区別出来ない人は、水槽の真上から覗くことを勧めます。
(こりたん 2012-06-21 (木) 23:58:38)