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ファロウェラ・アクス
小枝に模した魚。これ以上の的確な表現なないほど、よく擬態している。細長くじっと身を潜めている姿は、急に見せられた人は魚とわからないほどだ。
繁殖も狙えることが知られている。
ファロウェラ属には現在26種が登録されているが、特徴がよく似ているため判別には専門知識が必要になる。残念なことに判別するだけの資料も乏しいため専門家にしかわからない。事実アクスの名前で全く違う魚も流通しているのが現状だ。
求められる水質やエサも細かく違うようなのでデータに捕らわれず、色が落ちたようなら水質を疑い、思ったエサを食べないようなら活餌を与えてみるなど試行錯誤してみてほしい。
Photo
データ
学名 | Farlowella acus(Kner, 1853) | |
英名 | Whiptail Catfish、Twig Catfish | |
分類 | ナマズ目、ロリカリア科、ファロウェラ(Farlowella)属 | |
通称 | ファロウェラ・アクス | |
分布 | 南米:バレンシア湖、トリト川流域 | |
最大体長 | 20cm | |
寿命 | 7〜10年 | |
餌 | 人工飼料、活餌、水槽や水草の茶ゴケを綺麗に食べてくれる。沈水性のタブレットでも問題ないが、赤虫やイトメ?もよく食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 20〜26℃ |
PH | 6.8〜7.6 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通。その体形から難しそうと思われるかもしれないが、環境が整えばよく産卵する。ただしオスメスの判断が難しく上手くペアを作るかはかけになる。ケーブスポウナーで土管や植木鉢など周りを囲まれた空間に産卵する。(ベアタンクの場合は水槽に産むこともある)稚魚も大きくブラインシュリンプで問題なく飼育できるため飼育も容易だ。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 見分けるのは困難 |
メス | 見分けるのは困難 | |
水槽内で好む高さ | 底層 | |
混泳での注意点 | 大人しいので多くの魚と混泳できる | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる土管や流木 | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 4匹 |
特徴・飼育上の注意
水質に関してはそれほどうるさいところはないが、底層でじっとしていることが多いので底床掃除はきっちりとしてあげよう。
おとなしい性格で水槽や底をせっせと磨く。あまり他の魚のテリトリーとぶつかることもないので多くの魚と混泳出来る。
苔など植物性のものを好むが、それだけだと痩せてしまうので赤虫なども与えてバランスよくあげよう。ほうれん草やキュウリなど食べる個体もいれば、食べない個体もいる。様子を見てあげるようにしよう。
その体形から難しそうと思われるかもしれないが、環境が整えばよく産卵する。ただしオスメスの判断が難しく上手くペアを作るかはかけになる。ケーブスポウナーで土管や植木鉢など周りを囲まれた空間に産卵する。(ベアタンクの場合は水槽に産むこともある)稚魚も大きくブラインシュリンプで問題なく飼育できるため飼育も容易だ
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています