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レッドフィンレッドノーズ  

ミャンマーのインレー湖の固有種で体長3.5cmほど。
オスは吻の部分と、尾びれの両端が淡い赤になる。メスは打って変わって地味で、全身オリーブ色をしている。
コイの仲間で、一属一種で珍しい特徴を持っている。鱗が全くないため、強いライトを当てると体が淡いブルーメタリックに輝く。

インレー湖は884mと標高が高く、水温が低い。
本種が生息している場所も18~22℃と比較的低温で、飼育・産卵に適した温度は20℃前後。
水質もアルカリ性の硬水で、日本の一般的な水質とは異なる。
そのため、状態良く飼育するには適切に水質をコントロールする技術が必要。

弱酸性の軟水では調子を落としやすく、本来の色合いもでない。
インレー湖は急速な環境破壊にさらされており、本種も絶滅寸前でレッドリストに掲載されている。
現在流通するものは殆どがヨーロッパブリードのもの。


Photo  

レッドフィンレッドノーズ
 

482.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 青いボディに、赤い鼻。
ドラえもんっぽい・・

これはレッドフィンレッドノーズではない。
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データ  

学名Sawbwa resplendens (Annandale, 1918)
英名Sawbwa barb
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、サブワ(Sawbwa)属
通称
分布ミャンマーのインレー湖
最大体長3.5cm
寿命10年
人工飼料冷凍飼料活餌など。自然下では小さなプランクトンや無脊椎動物を食べている。餌食いは良く、人工飼料でも問題なく餌付く。口が小さいので小粒な餌を選ぶ。
適性な水質温度18~22℃
PH6.0~8.0
硬度硬水:15~20°d
飼育難易度普通。適応する環境を作る技術が必要になる。環境さえ整えれば飼育は容易。
繁殖難易度普通
20℃程度に水温を落とすのがトリガーとなる。
水草や、葉の裏、根などに透明の卵を産み付ける。モスを産卵床にして、卵を見つけたら回収するのが手軽。
産卵後すぐに孵化する。稚魚は親魚のサイズからすると大きめだが、孵化から一週間程度はインフゾリアで飼育する必要がある。その後、ブラインシュリンプに切り替える。
オスメスの見分け方オス頭と尾びれが赤みを帯びる
メス赤は出ずに、全体的に体色がグリーン。排泄器官の近くにヒレに黒いスポットが入る
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点気性:強い攻撃性あり。他種には無関心だが、メスを取り合うオスはかなりしつこく喧嘩をする。オスよりメスの割合を多くするか、全くメスを導入しないなどすると全く性格が変わって大人しい。逆に過密にするとテリトリーを主張しなくなるがおすすめしない。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなどアルカリ性に傾けるサンゴ砂など
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*115匹

特徴・飼育上の注意  

20℃と熱帯魚にしては低めの水温が適している。
また、アルカリ性で硬度の高い水を好むため、他種との混泳を考えている場合は、似た水質を好む種を選定してから導入したい。

ある程度水質をコントロールする技術を持つ玄人向けの魚といえる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています