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オヤニラミ  

日本と朝鮮半島に自生するスズキ目の淡水魚。
スズキ目で終生淡水で生息するのは珍しい。

茶と黄土色の迷彩模様を持っている。体側後半に5~7本ほどの茶色のラインが入る。
模様は個体差が激しく、ラインも乱れて見えないものもいる。
ヒレ全体に軟条と棘条があり、メバルのような雰囲気を持っている。

鰓蓋の縁に一つの黒いスポットが入る。これを義眼斑と呼ぶ。目が4つあるようにも見えることからヨツメとも呼ばれる。

オスは卵を守り、水を送ったり、他の魚が近づくと激しく喧嘩をする。
この様からオヤニラミと名付けられた。
肉食性でテリトリーも主張するため混泳は向かない。


Photo  

オヤニラミ
 

501.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 オヤをニラんで、罪を憎まず!
なんのこっちゃ!
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so1144.JPG
写真提供:ふじわら
愛知県採取個体移入種と思われる
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データ  

学名Coreoperca kawamebari (Temminck et Schlegel,1843)
英名Japanese perch
分類スズキ(Perciformes)目、ケツギョ(Percichthyidae)科、オヤニラミ(Coreoperca)属
通称ヨツメ、ミズクリセイベエ、ケントババ
分布日本(京都府桂川・由良川以西の本州、四国北東部、九州北部)、朝鮮半島南部
最大体長13cm
寿命6年以上
人工飼料冷凍飼料活餌など。自然下では動物食で甲殻類、昆虫類や小型魚類を食べている。活き餌が最適で、スジエビやメダカ、赤虫を好む。個体差があるが人工飼料に慣れにくいので、クリルなど乾燥した餌を与えて段階的に人工飼料に慣れさせる必要がある。
適性な水質温度10~25℃
PH中性
硬度軟水
飼育難易度普通
人工飼料に慣れにくく、夏場は高温対策が必要
繁殖難易度やさしい
自然下では5~6月に産卵する。流れの緩やかな岩などの影で繁殖行為をし、水草の水面よりに卵を産み付ける。
一度に200個程度、合計で700個程度の卵を産み付ける。卵は2mmほどで、無色透明。オスは卵を守り、ヒレで卵に新鮮な水を送る。この時に近づく魚をかなり激しく攻撃する。この生態があるため、繁殖を狙うならペアが基本となる。
8~10日程度で孵化する。孵化したては5mm程度と小さいので、インフゾリアが必要と思われる。その後、ブラインシュリンプに切り替えよう。稚魚は1cm程度までオスに守られて、その後単独で遊泳しだす。
オスメスの見分け方オス見分けるのは困難
メス見分けるのは困難
水槽内で好む高さ低層~中層
混泳での注意点気性:強い攻撃性あり
肉食性で、テリトリーもはっきりと示す。口に入るエビや魚は全て捕食対象。同種間でしつこく喧嘩をする。本種より二回り以上大型の魚であれば混泳は可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど産卵用に水草など。
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*13匹

特徴・飼育上の注意  

無加温でも飼育できるが15℃を切ると極端に動きが遅くなり、餌も食べなくなるので注意。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

アイウエオ(名無しさん 2020-08-05 (水) 09:33:03


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています