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ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー  

ポリプテルスを代表するアフリカ原産の大型ポリプテルス。

大型の古代魚といえばアロワナとエンドリと頭に浮かぶほどアクアリウムの世界では人気がある。
最大で70cmを超えるサイズ、重厚な胴回り、レンガ色の体色に入るアリゲーターのような黒い模様、恐竜のような小離鰭(背ビレ)、厳しい顎の突き出た顔、獲物を一飲みにする野趣あふれる捕食方法、どこを取っても大型魚マニアを唸らせる魅力あふれるエンドリ。

その人気から現在では東南アジアブリードの個体が多く流通しており、安価に入手できる。
アルビノやショートタイプ等の改良品種も多く流通する。

デボン紀という恐竜の生息した時代から形を変えず生き残った古代魚であるポリプテルス。野性味あふれる彼らを水槽に入れた瞬間からまるで古代にタイムスリップしたような悠久の歴史を感じる水槽になる。

細長いヘビのような体型に小離鰭と呼ばれる菱形の背びれを10枚前後持っている。ガノイン鱗と呼ばれる象牙質とエナメル質に覆われた鱗を持つ。
ポリプテルスは2つの鰾(うきぶくろ)で呼吸をしており、水上に出しても暫くの間は呼吸が可能。


Photo  

ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー
 
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データ  

学名Polypterus endlicheri endlicheri (Polypterus endlicheri)
英名Saddled Bichir、Endlicheri Bichir
分類ポリプテルス(Polypteriformes)目、ポリプテルス(Polypteridae)科、ポリプテルス(Polypterus)属
通称エンドリ
分布カメルーン、ナイジェリア、ブルキナファソ、ガーナ、チャド、コートジボワール
最大体長60cm(野生種は75cm)
寿命8~12年
人工飼料冷凍飼料活餌。肉食性が強い。エビ、白身魚、赤虫、イトミミズ、ペレットフード、何でも選ばず食べる。
適性な水質温度23~28℃
PH6.5~7.5
硬度非常な軟水~硬水:6~16°d
飼育難易度難しい
繁殖難易度難しい
難しいながらも水槽内で繁殖も可能。
自然下では雨季に産卵をするタイプで、水を大量に変えと水温の低下がトリガーになる。
オスがメスを追いかけて刺激し、卵を受け取ると、尻ビレの凹んだ部分でキャッチして受精させる。
バラマキ型の産卵で、卵を保護するにはモスを敷き詰めるなど卵を食べられれないようにする仕組みが必要。
1度に10~100個程度の卵を産み、数日おきに数ヶ月間にわたり卵を生みつつけることがあります。稚魚は3日程度で孵化して、2日程度で自由遊泳するようになるので、ブラインシュリンプを与える。
ポリプテルスの卵は孵化率が低いため根気よく回収してチャレンジしよう。
稚魚は餌食いが悪いため、イトミミズやインフゾリアなど複数の餌を組み合わせて与えるのが良い。
オスメスの見分け方オスオスは尻ビレの幅が広く、厚みがある。
メス
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい
他種には関心を示さないため、攻撃をしてくることがない大型魚との混泳に向いている。雑食のため口にはいるサイズの魚やエビは食べられてしまう。以上の理由から、アロワナ等が混泳に向いており、攻撃的なプレコや口に入るサイズのコリドラスは向かない。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須。細かい砂状の底床。岩組や流木などのレイアウト。
避けたほうがよいもの角のある底床
60cm水槽での適正な飼育数*1-匹

特徴・飼育上の注意  

丈夫で飼育しやすく、アロワナやダトニオなど他の大型種となら混泳も可能。
しかし水槽内でも1年で40cm程度になり、最終的には60cm程になることから、最終的には120cm規格水槽以上のサイズが必要になり、餌の安定供給やコマ目な掃除など、大型魚だけに飼育コストがかかることを理解してから購入するようにしたい。

ベアタンクでも飼育可能だが、理想は角のない砂状の底床で、隠れ家に岩や流木のレイアウト、土管などの産卵床などを用意すると状態良く飼育できる。

普段は体をくねらせたり、胸ビレを使ってゆっくりと泳ぐが、捕食の際には勢い良く飛びつくので水槽の蓋は必須。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

''''
下顎が飛び出ているタイプのポリプテルスは沈下性飼料を食べる事が上顎型に比べて苦手。
ひかりクレストのキャットが人気の飼料だが、サイズが大きい個体はビッグキャットの方が食べ易いようだ。

ポリプテルスの特徴は適応水質、水温が広く、病気になり辛く、薬品耐性が低い。
少しの怪我等は集中的に大規模な水替え等をすればすぐに治る。
水換えがポリプテルスの基本なので、砂を敷くならばフンが入り込まず、水換え自に掃除がし易いガーネットサンド等の細かくて重い砂が向いている。

余程弱っていない限り病気らしい病気には掛からないが、ワイルド個体やワイルド個体とブリード個体の水を共有しているショップではポリプティという寄生虫が付いている事がある。
糸状の短い寄生虫が出ているので発見は容易で、特に命に関わるダメージはないが美観が損なわれる上にポリプテルスには感染していくので駆除を行う。
リフィッシュ等の薬を点滴で徐々に濃度を上げて行き、1日目に規定濃度の25%、2日目に50%程度、3日目に75%程度まで投入する。
薬の効果は徐々に薄れるので3日目にも実際の薬品濃度は50%程度と思われる。
5日目から水替えを通常通り行えば駆除は終わり。
薬の影響で一次的に餌食いが落ちるが、何回か水替えをすればすぐに回復する。
薬品耐性が低く、内臓へのダメージがあるので長期間の薬浴は厳禁。
万が一完全に駆除できずに再発生した場合は同じ要領で再度行う。(名無しさん 2016-10-15 (土) 22:45:59


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています