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フクドジョウ
北海道やサハリンが原産のドジョウ。
人の手によって東北地方の一部でも定着している。
川の下流から上流にかけて全体的に生息している。川の底をすくうように餌を探してニョロニョロと移動する。大きな石と砂利の混じった岩場でよく目にする。
全身に砂をかけたような黄褐色をしており、側面や背側にランダムに黒い斑紋がはいる。斑紋の入り方は個体差が大きく、ヒョウ柄のようにくっきりした模様が全身に入ることもある。ドジョウらしう腹がわは白くなっている。細長い体で、口は横に広がっている。3対、6本のヒゲを持つ。
幼魚の頃はしらすのように細く、透明の部分が多く色が薄い。成熟するにつれて色が濃くなりぼってりと太くなる。
岩場の影で休むのが好きなので、大磯砂と大きめの岩を組み合わせたレイアウトが良い。
泳ぎが得意なので水流がある水槽でも問題ない。
高温が苦手なので暑くなる地方では夏場にクーラーが必要になる。
Photo
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データ
学名 | Noemacheilus barbatulus toni (Dybowski, 1869) | |
英名 | Stone loach | |
分類 | コイ(Cypriniformes)目、ドジョウ(Actinopterygii)科、フクドジョウ(Noemacheilus)属 | |
通称 | 福泥鰌 | |
分布 | 北海道南西部,宮城県,福島県 | |
最大体長 | 20cm | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。雑食性で底をさらうように食べるので沈下性の餌が向いている。水性昆虫類やアカムシが好物。 | |
適性な水質 | 温度 | 10~20℃ |
PH | 中性 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | 普通:夏場の高水温さえ気をつければ何でもよく食べるので飼育はしやすい。 | |
繁殖難易度 | 難しい(水槽での繁殖例は聞かない) 4月下旬~7月に粘性の高い卵を産む。10℃の水温で1周間ほどで孵化する。稚魚は4mmほどで、ヨークサックを消費して餌を食べ始めるまで1週間ほどかかる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | - | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 攻撃的になることがある:大きくなるとテリトリーを主張し始める。積極的に攻撃を仕掛けたりはしないが、スイッチが入ると相手をかじることがある。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる岩組 | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 3匹 |
特徴・飼育上の注意
夏場の高水温には注意をする。慣らしていけば熱帯魚との混泳も可能だが、28℃以上になる場合はクーラーを入れてエアレーションをするなど対策が必須。
透明で清涼な水を好み、水質が悪化すると調子を落としやすい。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
金魚との混泳が可能
田砂で飼育しているが、砂自体には潜らず、設置している土管の隙間でじっとしていることが多い
底をさらうように餌を食べるとあるが、学習すると浮上性
の金魚の餌も活発に食べるようになった(名無しさん 2021-11-27 (土) 09:33:57)