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ボララス・ウロフタルモイデス
東南アジア原産の小型ボララス。
体側に入る濃いブラックとオレンジのラインが特徴。
尻尾の付け根にも黒いスポットとその周りにオレンジの発色が入る。よく見ると背ビレや胸ビレにもブラックのラインが入っているのが分かる。
メスは多少地味な色合いになることが多く、ラインもイエローになる。
10匹程度のグループにするとメスにアピールするために、オスが競うように綺麗な発色をする。
別名にラスボラとあるのは過去の分類。
Photo
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データ
学名 | Boraras urophthalmoides(Kottelat, 1991) | |
英名 | Least rasbora、Miniature rasbora、Exclamation-point rasbora | |
分類 | コイ目(鯉目)、コイ科、トリゴノスティグマ(Trigonostigma)属 | |
通称 | ボララス・ウロフタルモイデス、ラスボラ・ウロフタルモイデス、ボララス・ウロフタルマ | |
分布 | インドネシア、スマトラ島 | |
最大体長 | 2cm | |
寿命 | 2〜3年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。小さな昆虫、甲殻類、動物性プランクトン等を食べる。人工飼料にも問題なく慣れる。口が小さいので細かく砕いて与える必要がある。 | |
適性な水質 | 温度 | 23〜26℃ |
PH | 6.5~7.5 | |
硬度 | 軟水~中程度の硬水:8~12 °d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通 水槽内で繁殖が可能。 まず、十分に餌をやり性成熟すると、オスが尾ビレの付け根と胸ビレに銀色の婚姻色を出す。メスは半ばら撒き型で卵の世話をするため、十分に環境の整った水槽なら特に意識すること無く稚魚が泳いでいることもある。意図的に狙うならオスが婚姻色を出したらメスとペアで別水槽に移す。 薄くらい状態でモスなどを敷いておくと、毎日のように少量の卵を産む。平均で1~2週間程度生み続け、合計で50個程度の卵を産み落とす。 この際、別のペア等がいると卵を食べられてしまう。 卵は2日程度で孵化して、その後24時間程度で泳ぎだす。稚魚は非常に小さく、最初の10日間はインフゾリア等を与える必要がある。ある程度大きくなったらブラインシュリンプに切り替える。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 繁殖期にはヒレと体が赤く染まる |
メス | 繁殖期には腹がふっくらとする | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 同種同士では多少追い回しがあるが水草で隠れ家を作れば問題ない。臆病な性質があるのである程度まとまった数で飼うと状態よく育つ。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | − | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 82匹 |
特徴・飼育上の注意
導入時の水合わせさえ失敗しなければ飼育は簡単です。弱酸性の水で飼育すれば問題なく飼育できます。
安価で大量に仕入れる関係から状態の悪いものも販売されている可能性が大きい。ショップで買う場合は1週間以上飼育されて落ち着いたものを選ぶといいだろう。ヒレが閉じていたり、傷がついていたり、痩せてヒョロヒョロとしたものは避けたほうが良い。
生息地では浅瀬の止水域に生息しており、雨季などに水量がました時に別の場所に移動する。
そのため水槽の高さ・大きさは小型で問題ない。
大人しく攻撃性はないが、臆病なので5匹以上のまとまった数で、本種のみでの飼育がおすすめ。特に別の小型ボララスは混泳すると交雑してしまうので不可。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています