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コリドラス・ワイツマニー  

ペルー・ビルカノータ川原産のロングノーズタイプのコリドラス。

クリーム色の体色に、2本のバンド状の黒いラインが体をまたぐように入る。これを指して英名でTwo Saddleと名付けられたが、目にも横方向のラインが入るので、3本のラインが入っているように見える。

かつてペルーの標高3350mに流れるウルバンバ川で5匹が発見されて以来、別の個体が採取されることはなく、幻のコリドラスとされてきた。
2004年に発見されたワイルド個体を日本の愛好家が10万近い価格で買ったようだ。今では条件さえ整えれば繁殖が容易なこともあり、価格も落ち着いている。


Photo  

コリドラス・ワイツマニー
 

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データ  

学名Corydoras weitzmani (Nijssen, 1971)
英名Two Saddle Cory
分類ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、コリドラス(Corydoras)属
通称
分布ペルー・ビルカノータ川(ウルバンバ川)
最大体長5.5cm
寿命3~5年
人工飼料冷凍飼料活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズ赤虫も好物。何でもよく食べる。
適性な水質温度19~22℃
PH6.0~7.2
硬度非常な軟水~中程度の硬水:2~12°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
多くのマニアが様々な繁殖のトリガーを探ったところ、PHを変えたり、水換えをするという一般的な方法ではなく、モスを水槽に入れると産卵するということが分かった。
オス2に対し、メス3程度のグループを作り、赤虫などの嗜好性の高い餌を頻繁に与えて栄養を蓄えさせる。
すると明け方に30個程度の卵をモスに産み付ける。卵は5日ほどで帰り、ヨークサックを使い果たして泳ぎ出すまで3~4日程かかる。
餌はブラインシュリンプで問題ない。
オスメスの見分け方オス
メスメスのほうが一回り大きく、丸くなる。
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい
大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。繁殖を狙うなら卵は隔離する必要がある。
気をつけたい病気カラムナリス症?エロモナス症?
推奨されるアクセサリなど底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプろ過器?
避けたほうがよいもの角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂?
60cm水槽での適正な飼育数*110匹

特徴・飼育上の注意  

元々標高の高い場所に生息していたため、高水温には弱い。また、他のコリドラス同様に底床の汚れでヒゲが解けたり病気になることがあるので、水換え時に丁寧に底床を掃除する必要がある。

なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。

底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。食べるのが遅い種なので、他の餌食いの良い種に餌を取られないように注意。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています