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スファエリクティス・バイランティ
インドネシアのボルネオ島に生息するグラミーの仲間。
主にブラックウォーターの湿地帯に生息している。フミン酸やタンニンが豊富な水域。
メスはグリーンと燃えるようなレッドが交互に現れて非常に派手になる。オスは地味だがライトにあたり金色に輝く鱗も魅力的だ。
スファエリクティス・アクロストマと共に最近になって輸入されるようになった種だ。チョコレート・グラミーの近縁にあたる。細長い体で、水に漂うように泳ぐ姿が特徴だ。
特徴的な腹びれをしているのであまり泳ぎが得意ではない。水流は弱めにしてあげよう。
ら現地の水質である酸性でブラックウォータ?の環境を作って飼育したい。この環境の魚全般に言えることだが、水自体が菌や寄生虫から守ってくれているので先天的に持つ防御機能が弱い傾向にある。
比較的最近入荷されるようになった魚で流通量も少ないことから貴重な種と言える。飼育・繁殖共にある程度の水質をコントロールする必要があることから中級者以上の人にお勧めしたい。
Photo
データ
学名 | Sphaerichthys vaillanti (Pellegrin, 1930) | |
英名 | − | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、オスフロネムス(Osphronemidae)科、スファエリクティス(Sphaerichthys)属 | |
通称 | スファエリクティス・バイランティ | |
分布 | インドネシア:ボルネオ島 | |
最大体長 | 6cm | |
寿命 | 3〜4年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌選ばずなんでもよく食べます。口が小さいので細かくしてあげよう | |
適性な水質 | 温度 | 22〜28℃ |
PH | 5.0〜6.0 | |
硬度 | 非常な軟水 | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通。繁殖期を迎えるとオスの体に黒いラインが出る。生息域は非常な軟水でブラックウォーターであることから同じような環境を整えると産卵しやすい。産卵をするとマウスブルーダーでオスが孵化まで口の中で卵を守る。孵化するまでの間、2〜3週間絶食することから十分に栄養を与えることもトリガーになっている。稚魚はブラインシュリンプ食べられるので飼育は容易だ。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 繁殖期には体に黒いラインが入る |
メス | オスに比べると薄い体色をしている | |
水槽内で好む高さ | 中層〜底層 | |
混泳での注意点 | 臆病で泳ぎが得意ではないので、動きが活発な魚や、追い回すこのとある魚との混泳は避けたい。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる水草、流木 | |
避けたほうがよいもの | 泳ぎが得意ではないので強い水流を発生させるポンプなど | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 27匹 |
特徴・飼育上の注意
特徴的な腹びれをしているのであまり泳ぎが得意ではない。水流は弱めにしてあげよう。
できることなら現地の水質である酸性でブラックウォータ?の環境を作って飼育したい。この環境の魚全般に言えることだが、水自体が菌や寄生虫から守ってくれているので先天的に持つ防御機能が弱い傾向にある。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
60㎝水槽で大人しい育ちきったパールグラミーとブラックファントム、ハチェットなどなんなく仲良くしてくれています。
3匹居るのですが水槽に慣れきった後でも群れになったり個人行動したり、ラミレジィのようなツーっと泳いでトッと止まる独特の動きをしたりとても見応えもある子達です。
水草の隙間を探索するのが好きそうなのでアヌビアスナナとニラみたいな水草を繁らせています。(ぬん 2020-06-24 (水) 11:25:32)
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
混泳について
ラミーノーズテトラ
サイアミーズ
バルーンモーリー
ウィーンエメラルドグッピー
上記種類と混泳しております。
攻撃される、するなどはありません。 (よこい 2012-03-24 (土) 09:42:37)