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ラビドクロミス・カエルレウス
アフリカ・マラウィ湖原産の小型シクリッド。
マラウィ湖は世界で9番目の大きさを誇り、シクリッドだけで800種生息しており、多くの固有種を有する多様性の豊かな湖。水質は弱アルカリ性で、硬度が高い。
数あるイエローの体色を持つものの中でもトップクラスに鮮やかなイエローになる。
背ビレと、胸ビレに黒い鮮明なラインが入り、鮮やかな色彩を引き締める。
シクリッド特有のコブの突き出た顔も相まって、非常に存在感のあるアフリカンシクリッド。
Photo
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データ
学名 | Labidochromis caeruleus (Fryer, 1956) | |
英名 | Caeruleus、Lemon yellow lab、Blue streak hap、Electric yellow、Yellow prince | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ラビドクロミス(Labidochromis)属 | |
通称 | レモン・シクリッド、イエロー・シクリッド | |
分布 | アフリカ・マラウィ湖 | |
最大体長 | 10cm | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。何でも食べるが、草食性が強いので、スピルリナなど植物質の多い餌を与える。 | |
適性な水質 | 温度 | 24~28℃ |
PH | 7.7~8.6 | |
硬度 | 軟水~非常な硬水:10~25°d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通 オープンスポウナーで、平らな石や流木等に卵を植え付ける。 PHを8程度まであげて、赤虫やほうれん草など、嗜好性の高い餌を頻度を上げて与える。十分に栄養を蓄えると繁殖行動に入る。まずは互いにクルクルと回り出す。準備が整うとメスが卵を産み、それを口に加える。するとオスが肛門付近から精子を出す。それをメスが口で吸い込むことで受精する。 通常50程度の卵を産む。メスは稚魚が孵って自由遊泳するようになるまで1ヶ月ほど、口の中に卵を入れたまま守る。 現地ではハーレムや群れでいることが多いが、繁殖に関わっていないメスや、他のシクリッドは卵を食べようと虎視眈々と狙っている。そのような環境から卵をすぐに回収するようになったと思われる。 卵を守る間メスは絶食するため、繁殖には十分な栄養の蓄積が必要であることがわかる。 他種との混泳している場合など、メスに刺激を加えると卵を食べてしまうことがあるので、確実に増やしたい場合は2週間程度たった頃にメスに稚魚を吐き出させて回収する。 稚魚はすぐにブラインシュリンプを食べることができる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | オスのほうが一回り大きく成長し、ヒレに出る黒いラインがより強くでる。 |
メス | ひと回り小さく色も出ない。 | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 気性:攻撃的になることがある 同種間のオスでは争う。ハーレムを作る習性があり、複数のメスに対して1匹のオスで構成すると協調性を保つ。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | - | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 11匹 |
特徴・飼育上の注意
砂地と岩で構成されたマラウイ湖に生息しているため、同じような環境を整えるのが良い。
硬度の高い水とアルカリよりの水を好み、広い遊泳スペースが必要。
必要であればサンゴや貝の殻などを置いて人工的に硬度をあげる。
ハーレムを作ることで知られており、一匹のオスと、複数のメスで構成すると上手く協調性を保つ。同種のオス同士は争うが、同じ程度の大きさのシクリッドとは混泳が可能。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています