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パロトシンクルス・マクリカウダ
南米:ブラジル南東部に生息するナマズの仲間。
別名レッドフィンとあるとおり、各ヒレにレッドが入る。全体的には落ち着いた茶色の体色をしていて流木などに擬態するようにくっつく。
7cmと小型で流木や水槽の茶ゴケを積極的に食べてくれる。スマートでフォルムの美しい種だ。
水質には多少うるさい所があり、しっかりと水質は管理したい。難しいが繁殖も可能なので挑戦してみてはいかがだろうか。
Photo
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データ
学名 | Parotocinclus maculicauda(Steindachner, 1877) | |
英名 | Red Fin Otocinclus、Red Fin Dwarf Pleco | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、パロトシンクルス(Parotocinclus)属 | |
通称 | パロトシンクルス・マクリカウダ | |
分布 | 南米:ブラジル南東部 | |
最大体長 | 7cm | |
寿命 | 3〜5年 | |
餌 | 人工飼料、植物性のエサが好ましい。コケも食べるが水草を食害することもあるので人工飼料をあげよう。 | |
適性な水質 | 温度 | 23〜27℃ |
PH | 6.5〜7.5 | |
硬度 | 硬水:15〜20 °d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 難しい。ペアよりも6匹程度のグループのほうが成功するようだ。24℃程度の水温で、赤虫やブラインシュリンプなど栄養のあるものを与える。週に一度水を50%変えて新鮮な水をキープする。ライトを絞り暗い空間を作る。これらのトリガーで産卵する。3週間ほどこれらの条件を続けると良い結果が得られることが多いようだ。産卵は水面に近い水槽表面や幅の広い葉を持つ水草の裏などに産み付ける。一度に10〜20個の黄色い卵を産む。稚魚はインフゾリア?を与えることで生存率を高めることが出来る。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 見分けるのは困難だがスマート |
メス | 一般的にプレコはメスが小さく腹部がふっくらとします | |
水槽内で好む高さ | 底層 | |
混泳での注意点 | 大人しいので多くの魚と混泳できる。小柄なため小型カラシンなどとも混泳出来る。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる土管や流木、産卵用に幅の広い葉を持つ水草、硬度を上げる石など | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 15匹 |
特徴・飼育上の注意
7cmと小型で水質にうるさい所がある。高温に弱く28℃位が限界で段々と調子を落とす。極度な酸性やアルカリ性もだめで新鮮な水で中性付近で飼育したい。
性格は大人しく小型なため混泳相手に危害を加えることはない。苔を積極的に食べてくれるので水草水槽に最適だ。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています