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ネオンドワーフ・レインボーフィッシュ
インドネシア・ニューギニアを流れるマンベラモ川流域に生息する小型のレインボーフィッシュ。
扁平で扇形の体型をしているため、大きさに比べて存在感がある。
レインボーフィッシュとあるが、体色自体は銀色で、ライトを当てるとキラキラと虹色の輝きを放つ。背ビレ・腹ビレ・尾ビレがそれぞれ赤く染まる。混泳すると一番強いオスが最も綺麗に発色する。
生息域が非常に広いことで知られており、比較的流れの早い上流だけでなく、流れの途切れた沼地や湿地にも生息している。汽水域にも生息しており、少量の塩分はものともしない。
以上のことから汽水魚として紹介されることも多いが、ほとんどの生息域は淡水。
ワイルド個体は8cm程度だが、水槽で飼育すると5cm程度にしかならない。
1990年代に紹介され、当時は高価だったものの、繁殖が容易なこともあり健在では最も安価なレインボーフィッシュ。
Photo
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データ
学名 | Melanotaenia praecox (Weber & Beaufort, 1922) | |
英名 | Dwarf rainbowfish | |
分類 | トウゴロウイワシ(Atheriniformes)目、メラノタエニア科(レインボーフィッシュ科)(Melanotaeniidae)科、メラノタエニア属(レインボーフィッシュ属)(Melanotaenia)属 | |
通称 | - | |
分布 | イリアンジャヤ | |
最大体長 | 5cm | |
寿命 | - | |
餌 | なんでもよく食べる。冷凍アカムシ等をあげるとよく肥えて繁殖につながる | |
適性な水質 | 温度 | 23〜28℃ |
PH | 6.8〜7.5 | |
硬度 | 軟水〜中程度の軟水:5-15 °d | |
塩分の割合 | 純水(ごく少量の海水) | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | やさしい:バラマキ型の産卵。赤虫など栄養価の高い餌を十分に与えると一度に30個程度の卵を産卵をする。オスメスのペアができたら毛糸やモス等を敷き詰めた別水槽に移す。卵は親魚が食べてしまうので卵を確認できたら毛糸やモスごと別水槽に移すか、親魚を元の水槽に移す。一度産卵すると一定期間散発的に卵を産み続ける。稚魚は水温にもよるが7~10日程度で孵化する。卵は非常に小さく、稚魚も小さいのでインフゾリアが必要となる。1週間程度経つとブラインシュリンプを食べられるようになる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | ヒレが赤い。体高が高くなる |
メス | ヒレが黄色い | |
水槽内で好む高さ | 中層~上層 | |
混泳での注意点 | 群泳しやすい性質で、10匹程度のまとまった数で飼育すると良い。オス同士は小競り合いするとこがあるので中途半端な数だと追い回すので注意が必要 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 水草などの隠れ家、水流を発生させるポンプ | |
避けたほうがよいもの | 硬度を上げるようなサンゴ砂など | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 33匹 |
特徴・飼育上の注意
様々な環境に耐える強健種だが、基本的にはきれいな水を好む。週一度程度1/3程度の水換えを行う。
水草の多く生えた水槽で、光量が多い水槽だと色が出やすい。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています