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コリドラス・ハラルドシュルツィ  

白地に黒の模様が無数に入る。最大で8.5cmとコリドラスの中ではかなりの大型種で、存在感がある。
コリドラスには何もないと底床で止まっている種が多いが、流れのあるグァポレ川に生息していただけあって非常に遊泳力があり、ビュンビュンと泳ぎまわる珍しいタイプ。

コリドラス・ステルバイに雰囲気がよく似ており、ステルバイの模様が黒字に白で逆になっていることから、逆ステルバイや、偽ステルバイなどと言われて流通したこともあった。


Photo  

コリドラス・ハラルドシュルツィ
 

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データ  

学名Corydoras haraldschultzi (Knaack, 1962)
英名Mosiac Cory、Schultz's Cory
分類ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、コリドラス(Corydoras)属
通称
分布ブラジル・グァポレ川
最大体長8.6cm
寿命3~5年
人工飼料冷凍飼料活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズ赤虫も好物。何でもよく食べる。
適性な水質温度24~26℃
PH6.0~7.2
硬度非常な軟水~軟水:2~15°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
繁殖が可能。オス1に対してメス2程度用意する。
トリガーとして水を50%から70%という大幅な水換えをする。また、産卵を狙う期間はエアレーションをすると良いようだ。本種は流れの早い場所に卵を産み付けるタイプなので、一定の水流を確保する。産卵は通常のコリドラス同様にTポジションによって行われる。
卵は食べられてしまうので、見つけたらすぐに回収する。コリドラスの卵は無精卵が多いので、稚魚用の水槽にはごく少量のメチレンブルーを追加するか、無精卵だけを食べてくれるレッドチェリーシュリンプを追加するのがおすすめ。
また、無精卵は粘着力がないので軽くエアレーションをすると無精卵だけが舞い上がるので、手で回収する方法もある。
孵化から3~4日で自由遊泳を始めるので、ブラインシュリンプを与える。
オスメスの見分け方オス
メスメスのほうが一回り大きく、丸くなる。
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい
大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。
気をつけたい病気カラムナリス症?エロモナス症?
推奨されるアクセサリなど底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプろ過器?
避けたほうがよいもの角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂?
60cm水槽での適正な飼育数*111匹

特徴・飼育上の注意  

飼育は他のコリドラス同様に容易。生息地はブラックウォーターの清流で流れが早い。
そのため、ブナやオークの葉などでブラックウォーターを作り、硝酸塩等の少ない綺麗な水を維持し、水流を作って飼育したい。また、照明も暗いほうが調子が良いようだ。

なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。

底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。食べるのが遅い種なので、他の餌食いの良い種に餌を取られないように注意。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています