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- 1 (2014-08-04 (月) 19:34:31)
- 2 (2017-07-06 (木) 20:18:25)
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コリドラス・エヴェリナエ
基本的には白っぽい体色に黒いアイバンド、背ビレの縁に黒いラインというコリドラスらしいコリドラスだ。
実はこの種、コロンビアと名を冠すことがあるが、コロンビア便で来たというだけで種類とは関係がない。ペルーで採取されたものもコロンビア便で来るとコロンビアになってしまう。
その分類は学者に任せるとして、?、?、?と3つのタイプが知られていてロングノーズタイプも存在する。(?が体側にラインのないもの、?がラインのあるもの、?採取場所が違い体高が高くよりナマズっぽい顔をしている)寿命もタイプによって違い10年以上生きるものもいる。
この種の発祥は混血にあるらしく、どんな色が出るかは誰にもわからない。まさに神頼みと言ったところだ。
ショップでの価格もバラバラで、買うときは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」といった気持ちで買うといいかもしれない(笑)
分類や飼い方はタイプに準じるが代表的なショートノーズタイプについて記述しておく。
なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。
Photo
データ
学名 | Corydoras evelynae(Rossel, 1963) | |
英名 | Evelyn's Cory | |
分類 | ナマズ目、カリクティス科、コリドラス属 | |
通称 | コリドラス・エヴェリナエ、コリドラス・エべリナエ、コリドラス・コロンビア・エヴェリナエ | |
分布 | ペルー、コロンビア | |
最大体長 | 4〜6cm | |
寿命 | 3〜5年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズや赤虫も好物。何でもよく食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 22〜26℃ |
PH | 6.0〜8.0 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | やさしい。ある程度まとまった数のペアがを飼育すれば、水槽表面や水草に付いた卵を見ることが出来るだろう。Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。 | |
オスメスの見分け方 | オス | シャープでスリムな体型 |
メス | 上から見ると腹部がふっくらとしている | |
水槽内で好む高さ | 底層 | |
混泳での注意点 | 大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。繁殖を狙うなら卵は隔離する必要がある。 | |
気をつけたい病気 | カラムナリス症?、エロモナス症? | |
推奨されるアクセサリなど | 底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木や水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプやろ過器? | |
避けたほうがよいもの | 角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂? | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 30匹 |
特徴・飼育上の注意
特に水質に関して特質するような点はない。エサも何でも食べ、底床をもごもごとする姿はナマズの仲間というのも頷ける。
特に本種はコリドラスの中でも飼いやすい種で繁殖も容易なことから初心者にもお薦めできる。
注意点があるとすれば大食漢で底床に体をつけて生息するため水換えの時にしっかりと底床を掃除してあげよう。汚れた環境だとヒレや自慢のヒゲが溶けてしまうこともある。
あまり知られていないがコリドラスには棘条と呼ばれる棘があり相手に刺さると毒を出す。なので輸送時に詰め込みすぎたり、大量に魚を混泳させると刺さる場合があるので注意しよう。
ある程度まとまった数のペアがを飼育すれば、水槽表面や水草に付いた卵を見ることが出来るだろう。Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。
卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。
稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。
泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
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うちはエヴェⅠとエヴェⅡがいますが、エヴェⅠはオープンな性格の子でアドルフォイサイズの子と仲良し、エヴェⅡはあまりオープンではなくスーパーシュワルティあたりと仲良く水流がそこそこ当たりつつも少々陰が有り且つ全体が見廻せていつでも闇側に避難できる場所に好んで群れています。
両方とも丈夫で餌食いも良く、赤虫もブラインも人工飼料も大好きで飼育しやす、飼い主孝行な子たちです。
特にエヴェⅠは大きくなっても子供っぽい無邪気さがあって、撫でられて喜ぶものなら1日中なでくりまわしてやりたいです。 (クテコリ 2014-08-24 (日) 18:13:14)