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バンテッド・ホプロ
アマゾン川・オリノコ川流域に生息するコリドラスの近縁。
水の流れのない沼地に生息する。
別名「ヨロイナマズ」と呼ばれるように硬いウロコ状の鱗板?が特徴。成熟するとコリドラスに似たポッテリとした体型になり、オスの胸ビレがオレンジに変わるため、ナマズには珍しく簡単に性別判断が出来る。
積極的に泳いで何でも食べるので飼育は容易だ。南米の各地で生息しているだけあって繁殖力が高く手軽に繁殖まで楽しめる。
Photo
データ
学名 | Megalechis thoracata(Valenciennes, 1840) | |
英名 | Port Hoplo、Armoured Catfish、Hoplo | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、メガレキス(Megalechis)属 | |
通称 | バンテッド・ホプロ、鎧ナマズ、ヨロイナマズ、ホプロステルヌム・トラカトゥム、メガレキス・ペルソナータ | |
分布 | アマゾン川・オリノコ川流域、ガイアナ、ブラジル北部のそれらの沿岸流域の河川 | |
最大体長 | 15cm | |
寿命 | 5〜8年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズや赤虫も好物。何でもよく食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 23〜25℃ |
PH | 6.5〜7.5 | |
硬度 | 軟水〜中程度の硬水:8〜12 °d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | やさしい。オスメスの性別も容易に判断できることから繁殖は容易。ナマズとしては珍しくバブルネストビルダー?で知られる。浮き草などの脇に泡巣?を作り卵を産み付ける。オスが卵を守り、メスを攻撃することがあるため、産卵が終わったらメスは隔離しよう。4日ほどで孵化して2日ほどで回遊するようになるのでブラインシュリンプを与えて飼育しよう。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 成熟したオスの胸ビレはオレンジのラインが出る |
メス | 体色と同じ胸ビレ | |
水槽内で好む高さ | 底層 | |
混泳での注意点 | 大人しいので多くの魚と混泳できる。積極的に前に出てくるタイプだが土管などの隠れ家は欲しい。 | |
気をつけたい病気 | カラムナリス症?、エロモナス症? | |
推奨されるアクセサリなど | 底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木や水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプやろ過器? | |
避けたほうがよいもの | 角のある底床 | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 6匹 |
特徴・飼育上の注意
広く南米に分布するだけあって多少の水質の変化をものともしない力強さを持っている。暗い環境を好むため隠れ家を用意してあげるとストレス無く飼育できる。
底床に体をつけて生息するため水換えの時にしっかりと底床を掃除してあげよう。汚れた環境だとヒレや自慢のヒゲが溶けてしまうこともある。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
飼育を始めて1か月以上経ちました。最近環境に慣れたせいか、結構泳ぎ回っています。今感じている事は、隠れ家になる場所と十分な遊泳スペースを考えたレイアウトにした方が良いと思います。
餌に関しては、最初キャットを与えていたのですが、内臓脂肪が気になり、らんちゅうの沈下性飼料を与えています。腹八分目位が長く飼育する秘訣だと思います。
様々な魚と混泳可能との記述を見ますが、生活圏の重なる低層性の魚とは混泳しない方が良いと思います。ヨロイナマズはとにかく食べるのが早いので、他種に餌が行き渡らなくなる可能性があるからです。あと、いくら丈夫な魚とは言え、定期的な水替えは必須です。(ナマズ大好き 2020-04-25 (土) 19:28:51)
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
60×45×45水槽で4匹飼育。現在セルフィンプレコ20cmと混泳中。本当に丈夫で管理しやすい。割と良く泳ぎ回るのかと思ったら、昼間は流木の影でじっとしている。エサは金魚用の沈下性飼料が向いている。アクアの世界では常識だが、シノドンティスとの混泳はやめたほうがいい。混泳させるならグラミイ等おとなしい魚が良いと思う。(名無しさん 2020-03-26 (木) 09:45:44)