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ブロキス・ブリスキー
ブラジルのパラグアイ川上流にのみ生息するコリドラス。
英名でジャイアント・ブロキスと名付けられたように最大で9cmにもなる大型のコリドラス。
成熟するとライトの当たり具合によってはメタリックなエメラルドグリーンに見える。ベースの色は個体によってピンク系とイエロー系のものがいる。
一般的なコリドラスよりも鰭条数が多く第2背びれの直前まで伸びる。コリドラスの特徴である鎧のようなゴツゴツとした鱗も鮮明。また成熟すると体高も高くなり、大きさも相まってまさしくジャイアントという貫禄を感じる。
水槽での繁殖例はほとんど聞かない。ワイルドものが少量流通する程度で、他の種に比べて貴重なため高価な事が多い。
Photo
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データ
学名 | Corydoras britskii(Nijssen & Isbrücker, 1983) | |
英名 | Giant Brochis、Britski's Brochis | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、コリドラス(Corydoras)属 | |
通称 | ジャイアント・ブロキス、コリドラス・ブリスキー | |
分布 | ブラジル・マットグロッソ州・パラグアイ川上流 | |
最大体長 | 9cm | |
寿命 | 10年以上 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズや赤虫も好物。何でもよく食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 22~26℃ |
PH | 6.0~7.0 | |
硬度 | 軟水~硬水:6~16°d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 繁殖に関しては例がなく、詳細不明。飼育者の加筆を求む。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | メスのほうが一回り大きく、丸くなる。 | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい コリタブに群がることはあるが、基本的に自分から行きた魚を捕食することはない。 | |
気をつけたい病気 | カラムナリス症?、エロモナス症? | |
推奨されるアクセサリなど | 底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木や水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプやろ過器? | |
避けたほうがよいもの | 角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂? | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 6匹 |
特徴・飼育上の注意
弱酸性の水質を保てば問題なく飼育できる。
最大で9cm程度と大きくなるので、他の小さいコリドラスと同じ感覚で導入すると手狭になる可能性がある。
胸ビレと背ビレに棘があり、毒もあるため扱いには注意が必要。混泳なども過密飼育をすると他の個体に刺さる事故が起きる。
なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。
底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。食べるのが遅い種なので、他の餌食いの良い種に餌を取られないように注意。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています