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ゴールドエッジ・マグナム・プレコ
最大40cmと中型なプレコ。大型の水槽と強い水流を生む環境を整えてやりたい。
幼魚の頃は水玉模様が可愛いが、成魚になってもその水玉の間隔は変わらず、多くの水玉が体中に入る。名前の通りゴールドのヒレをしていて存在感が抜群だ。その黄色いヒレの様子からか、英語ではサンシャインプレコと呼ばれている。
マグナム系と呼ばれ、多くの種類が居るが学術上はこの種と「Scobinancistrus aureatus」という種の二種類がスコビアンキストルス属に登録されているにすぎない。
他のプレコ同様曖昧な点が多く、分類も困難なためL-014というLナンバーが付いている。
プレコだが歯が発達していて肉食性だ。水槽の掃除は期待しないほうがいいだろう。気も荒いので他のプレコと同じ種だと思わないほうがいいだろう。
Photo
データ
学名 | Scobinancistrus aureatus | |
英名 | Goldie Pleco、Sunshine Pleco | |
分類 | ナマズ目、ロリカリア科、ペコルティア属、スコビアンキストルス(Scobinancistrus)属 | |
通称 | ゴールドエッジ・マグナム・プレコ、L-014 | |
分布 | 南米:シングー川流域 | |
最大体長 | 35〜40cm | |
寿命 | 8〜10年 | |
餌 | 人工飼料、活餌肉食性が強く、赤虫などが好みのようだ。水槽の掃除は期待しないほうがいい。 | |
適性な水質 | 温度 | 24〜28℃ |
PH | 6.0〜7.2 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 非常に難しい(下記参照) | |
オスメスの見分け方 | オス | 胸ビレの上にトゲがあるらしい。一般的にプレコはオスが大きくなりヒゲも立派なものが生えます。 |
メス | 一般的にプレコはメスが小さく腹部がふっくらとします | |
水槽内で好む高さ | 底層 | |
混泳での注意点 | 他のプレコと違い肉食性なので小型な魚は避けたほうが良い。中型以上の魚との混泳なら可能。同種のオス同士だと激しい喧嘩をするようだ。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる土管や流木。強い水流の場所で生息していたので水中ポンプ、または酸素を送るためにエアレーション。 | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 1匹 |
特徴・飼育上の注意
プレコの中では40cmと中型に位置し、水質の変化に強い。
プレコ内では中型でも十分大きいので60cm規格水槽で飼うのがギリギリで、出来れば120cm規格水槽など大きな水槽で飼いたい。
他のプレコと違い歯が発達していて、肉食性だ。赤虫やクリルなどもよく食べるので、水質が悪化しやすい。強めの濾過が必要だ。
現地では水流の早い川に生息しているので強めの水流とエアレーションが必要になる。
肉食性のため気が荒く、混泳はあまりおすすめできない。
(以下は産卵の簡単なプレコの例。この種は特に難しく、プレコの繁殖が盛んな海外でも水槽内での産卵例は無いようだ。水族館などの繁殖成功例では150cm以上の大きな水槽が必要とのこと。)
産卵筒を使うとよい。時期になるとオスが産卵筒を守りはじめ、それに誘われてメスが卵を産みます。メスに覆いかぶさるようにオスは産卵を促します。オスは受精させたあともその場に残り卵を守ります。卵は一度で30個ほどです。ここまで来たら成功したも同然。
自然の環境ではこのまま稚魚が生まれますが、水槽内では混泳しているストレスで卵を食べてしまうことがあるので増やしたいなら別水槽やプラケなどに移しましょう。
稚魚の飼育も簡単でプラケなどに移した卵は2日ほどで孵化する。
孵化して2日ほどヨークサックで成長する。小型なため大型のプレこのように親のエサは食べない場合が多い。その後はインフゾリア?ブラインシュリンプなどを与えよう。
また植物性のものということでよくふやかしたマジックリーフ?やクロレラ?を併用するとさらに生存率があがる。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています