現在位置 : トップページ生体図鑑熱帯魚図鑑淡水魚図鑑 > コリドラス・ナルキッスス

コリドラス・ナルキッスス  

アーチ状の模様が大きな体に入る。ライトに照らされて光る白い鱗も甲冑のようだ。
ロングノーズコリドラスの代表的存在。その存在感はコリドラスの王様と呼ばれるにふさわしい。ヒレやボディーのラインも美しく、単独飼育でも十分楽しめる。
飼育に関してはロングノーズにしては丈夫なほうで、ロングノーズタイプの入門種として飼ってみてはいかがだろうか。
繁殖に成功しているマニアの方もいるが、その難易度は高い。
なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。


Photo  

コリドラス・ナルキッスス
 
写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Corydoras narcissus(Nijssen & Isbrucker, 1980)
英名Long-Nosed Skunk Cory
分類ナマズ目、カリクティス科、コリドラス属
通称コリドラス・ナルキッスス
分布ブラジル:プルス川、イピシューナ川
最大体長10cm
寿命5年以上
人工飼料冷凍飼料活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズ赤虫も好物。何でもよく食べる。
適性な水質温度22〜26℃
PH6.0〜8.0
硬度軟水
飼育難易度普通
繁殖難易度難しい。ロングノーズ種で難しいが水槽内で繁殖に成功した猛者もいるようだ。しかし価格も高く、ある程度の大きさの水槽が必要になることからその難易度は高い。以下は一般的なコリドラスの繁殖方法。Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。
オスメスの見分け方オスシャープでスリムな体型
メス上から見ると腹部がふっくらとしている
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点ロングノーズなので他のコリドラスとの混泳は注意が必要。繁殖期には他のコリドラスを追い回すこともあります。繁殖を狙うなら卵は隔離する必要がある。
気をつけたい病気カラムナリス症?エロモナス症?
推奨されるアクセサリなど底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプろ過器?
避けたほうがよいもの角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂?
60cm水槽での適正な飼育数*110匹

特徴・飼育上の注意  

ロングノーズにしては水質にうるさくなく、高温さえ気をつければ比較的容易に飼育できる。エサも何でも食べ、底床をもごもごとする姿はナマズの仲間というのも頷ける。

注意点があるとすれば大食漢で底床に体をつけて生息するため水換えの時にしっかりと底床を掃除してあげよう。汚れた環境だとヒレや自慢のヒゲが溶けてしまうこともある。

あまり知られていないがコリドラスには棘条と呼ばれる棘があり相手に刺さると毒を出す。なので輸送時に詰め込みすぎたり、大量に魚を混泳させると刺さる場合があるので注意しよう。

ロングノーズ種で難しいが水槽内で繁殖に成功した猛者もいるようだ。しかし価格も高く、ある程度の大きさの水槽が必要になることからその難易度は高い。
繁殖はTボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。
卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。以下は一般的なコリドラスの繁殖方法。
稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。
泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています