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コリドラス・ゴッセイ
ブラジル・マモレ川原産のコリドラス。
重厚感のある茶褐色の体色を持つロングノーズタイプ。
各ヒレがクリーム色になり、尾ビレに茶色い縞模様が現れる。Corydoras seussiと非常によく似ているが、本種はロングノーズであることから判別ができる。
Photo
または、画像掲示板に魚の名前と共にUPしていただければ分類、掲載します
データ
学名 | Corydoras gossei (Nijssen, 1972) | |
英名 | Smokey Cory | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、コリドラス(Corydoras)属 | |
通称 | - | |
分布 | ブラジル・マモレ川 | |
最大体長 | 6cm | |
寿命 | 5~10年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズや赤虫も好物。何でもよく食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 22~26℃ |
PH | 6.0~7.0 | |
硬度 | 非常な軟水~中程度の硬水:1~12°d | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | やさしい コリドラスの中では繁殖の容易な種。 ある程度まとまった数のペアがを飼育すれば、水槽表面や水草に付いた卵を見ることができる。50%以上の水換えや、ピートを利用したブラックウォーターの導入、エアレーションの導入などの刺激がトリガーになる。 Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうが良い。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。 稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。この時メチレンブルー?を追加するのも効果的。無精卵だけを食べるレッドチェリーシュリンプと混泳させる方法も有効。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。 泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプを与える。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がける。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | メスのほうが一回り大きく、丸くなる。 | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい 大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。 | |
気をつけたい病気 | カラムナリス症?、エロモナス症? | |
推奨されるアクセサリなど | 底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木?や水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプ?やろ過器? | |
避けたほうがよいもの | 角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂? | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 11匹 |
特徴・飼育上の注意
飼育・繁殖ともに容易で、弱酸性の軟水で問題なく飼育できる。
群れを作る性質があるので、5匹程度のまとまった数で飼育したい。棘条が刺さると痛みが強いので素手で触るのは厳禁。
なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。
底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。食べるのが遅い種なので、他の餌食いの良い種に餌を取られないように注意。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています