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- クセノティラピア・パピリオ へ行く。
- 1 (2017-07-06 (木) 20:18:23)
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クセノティラピア・パピリオ
パビリオとはラテン語で蝶を意味する。
その名の通りヒレがブルーやオレンジ、イエローと染まり美しい。
2000万年前から存在すると言われるタンガニーカ湖で独特の進化を遂げた彼らは
たくさんの驚くべき生態を持っている。
エサの食べ方から、産卵に到るまで独特でオリジナリティーがあり、
どんなマニアの方でも挑戦しがいのある上級種と言える。
Photo
データ
学名 | Xenotilapia papilio(Buscher,1990) | |
英名 | Papilio Sunflower | |
分類 | ベラ亜目、カワスズメ科(キクラ科、シクリッド科)、セノティラピア(Xenotilapia)属 | |
通称 | クセノティラピア・パピリオ | |
分布 | アフリカ:タンガニーカ湖 | |
最大体長 | 8cm | |
寿命 | 8〜12年? | |
餌 | 人工飼料細かな沈水性のエサを用意しよう。 | |
適性な水質 | 温度 | 24〜28℃ |
PH | 7.5〜9.0 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | 難しい | |
繁殖難易度 | 難しい。欧米では成功例が多い。日本でも一部マニアの間で成功例もあるようだ。大きな岩や流木の影でこの種独特のSpawn Dance?という踊りで産卵する。飼育に関しても独特でバイペアレント?と呼ばれる方法で飼育する。まずメスが卵をくわえて孵化させ、その後オスが稚魚を口の中で育てる。どちらか一方のマウスブルーダーはいるが、オスメス両方が飼育するタイプは珍しい。 | |
オスメスの見分け方 | オス | スリムな体型 |
メス | 成熟したメスは腹部がふっくらとしている | |
水槽内で好む高さ | 中層、底層 | |
混泳での注意点 | ストレスに弱いので混泳させるにしても同種同志やペアで飼うのが原則 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 砂を漉すようにして餌を食べるため細かな砂が望ましい。またアルカリ性を好むのでサンゴなども良いだろう | |
避けたほうがよいもの | 水質を酸性に傾けさせるもの | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 13匹 |
特徴・飼育上の注意
水質の変化に弱く、アルカリ性の水を用意しよう。難易度は高く上級者向けだ。ストレスにも弱いため、混泳は避けたほうが良い。
エサの食べ方も独特で細かな砂を吸い込んでエラで漉してカニやエビを食べるようだ。水槽内では細かな砂を用意し沈水性の細かな人工飼料を与えよう。どうしても食べ残しが出るのでろ過能力の高いろ過器とこまめな底床掃除が欠かせない。
欧米のマニアによって研究されかなりデータがあるが、水質づくりに苦労するかもしれない。
硝酸塩は25PPM以下、PHは7より下は不可、毎週10〜15%の水換え、豊富な酸素が必要。と、記されている。参考になるだろう。
採取されるタンガニーカ湖のなかでも産地があり、採取される場所によってブルーになる種やイエローの種などが確認されている。
産卵は難しいが、その分世界でも珍しい子育ての姿を見せてくれる。マニアごころをくすぐる挑戦のしがいのある魚だ。
大きな岩や流木の影でこの種独特のSpawn Dance?という踊りで産卵する。飼育に関しても独特でバイペアレント?と呼ばれる方法で飼育する。まずメスが2週間ほど卵をくわえて孵化させ、その後オスが3週間ほど稚魚を口の中で育てる。どちらか一方のマウスブルーダーはいるが、オスメス両方が飼育するタイプは珍しい。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています