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アルトランプロローグス・カルバス
アフリカ・タンガニーカ湖原産のシクリッド。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。
しゃくれた顎に、弓形になった顔、平べったい胴など、一風変わった体型を持つシクリッド。
模様は白い体色に茶色のバンド状のラインが入る。成熟するとブルーの鱗がスポット状に輝く。
地理的変異が激しく、全身がブラック、イエロー、白など様々な色のもの、フィンがレッドになるものなどが流通している。
Photo
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データ
学名 | Altolamprologus calvus (Poll, 1978) | |
英名 | Pearly Lamprologus Calvus、Pearly Lamprologus、Calvus、Pearly Compressiceps、White Lamprologus、Congo Blackfin | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、アルトランプロログス(Altolamprologus)属 | |
通称 | ネオランプロログス・カルバス | |
分布 | アフリカ・タンガニーカ湖 | |
最大体長 | 14cm | |
寿命 | 10~15年 | |
餌 | 冷凍飼料、活餌など。人工飼料に餌付きにくく、冷凍タイプの餌か、生き餌を与える必要がある。 | |
適性な水質 | 温度 | 23~27℃ |
PH | 7.5~9.0 | |
硬度 | 非常な軟水~硬水:5~20°d | |
飼育難易度 | 難しい | |
繁殖難易度 | 普通 繁殖も可能。成長が遅く、成熟するまで2年ほどかかる。 巻き貝に産卵するシェルブリーダー?で、体の小さなメスだけが入り込める程度の貝が向いている。貝でなくても、岩陰や土管でも問題なく産卵する。そのため複雑な岩組や椰子の実のシェルなどを用意するとよい。 メスが卵を植え付けるとオスが受精するという動作を繰り返して、1度に200個程度の卵を産む。 2日で孵化して、8~10日ほどで泳ぎだす。この間、オスとメスが共同して巣を守る。しかし稚魚が泳ぎだすとオスや、他のメスが稚魚を捕食するので、増やしたい場合は稚魚を隔離する必要がある。 稚魚の成長はゆっくりで、まずはインフゾリアを、その後ブラインシュリンプを与えて育てる。 成長のばらつきが大きく、大きい稚魚が、まだ小さい稚魚を捕食することもあるので、大きさが異なる場合は大きさ別に分離する必要がある。 | |
オスメスの見分け方 | オス | オスのほうが二回りほど大きく、長いヒレを持っているのでひと目で判別できる。 |
メス | オスより小さく、ヒレは伸長しない | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい 臆病な性格をしているので、攻撃的な種との混泳は避ける。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須。 | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 3匹 |
特徴・飼育上の注意
アフリカン・シクリッドなので、アルカリ性で硬度の高い水を好む。
またアースイーターなので、岩組と細かな砂のレイアウトが推奨される。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています