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アメリカザリガニ
アメリカ原産のザリガニ。
Red Swampという名前の示す通り、成長すると真っ赤になる。その後更に成熟すると黒っぽくなる。色素が変異しやすく、真っ青や白い個体も流通する。
脱皮を繰り返すことで成長する。子供は年に複数回、成熟すると年2回程度に落ち着く。脱皮することによって色が変わることもある。
大きなハサミを持ち、餌を捕まえたり、穴を掘ったり、メスの取り合いで喧嘩をする際に利用したりと活躍の場は多い。ハサミが取れてしまっても脱皮を繰り返すことで再生することができる。ただしある一定の大きさになってから取れると、大きさに差ができたまま成長が止まってしまう。
水質の悪化に強く、最高で33℃程度の高温に耐え、5℃程度の低温でも生き抜くことができる強健種。
親が卵を守り、稚エビの育成もするとあって、飼育は容易。
たたし、飼いやすいからといって水換えをサボったり、ろ過器の設置を怠るといわゆる強烈なザリガニ臭がするようになる。
熱帯魚と同じように飼育すれば問題はない。
雑食性だが、大きなハサミに挟める生体は捕食対象となるため単独飼育が基本。金魚、メダカ、エビ、貝類は全て捕食対象となるため、同じ水槽で飼育することはできない。
旺盛な繁殖力で日本中の田んぼや用水路で自生している。そのため要注意外来生物に指定されている。ただし現時点では飼育することは可能。
Photo
データ
学名 | Procambarus clarkii (Girard,1852) | |
英名 | Red Swamp Crayfish | |
分類 | エビ(Decapoda)目、アメリカザリガニ(Cambaridae)科、アメリカザリガニ(Procambarus)属 | |
通称 | マッカチン | |
分布 | アメリカ | |
最大体長 | 12cm(最大で30cmという記録があるようだ) | |
寿命 | 5年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。雑食でなんでも旺盛に食べる。自然下では小魚、両生類、昆虫、水草などを食べている | |
適性な水質 | 温度 | 19~25℃(5℃程度まで耐えることができる) |
PH | 7.5~8.0 | |
硬度 | 軟水〜中程度の硬水:8~18°d | |
飼育難易度 | 非常に優しい、一般的な管理方法で問題なく飼育できる |
|>|繁殖難易度|やさしい
夏場に繁殖をする。旺盛な繁殖力を持っており、ペアで飼育すれば簡単に卵を産む。自然では一匹のメスを取り合ってオス同士が喧嘩をする。ペアができるとオスがメスを押さえ込んで受精し、メスの腹肢と呼ばれる場所に200個から1000個程度の卵を産みつける。
およそ20日で孵化し、母親に守られて成長する。大体1cm程度になるまで子育てされるため、生き残る確率は高い。稚エビの餌は親に与えているものを細かく砕いたもので構わない。|
オスメスの見分け方 | オス | ハサミが大きい、腹肢に雄性突起 |
メス | オスより大きくなる、ハサミが小さい、腹肢 | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:攻撃的になることがある。雑食性だがハサミで捕まえることのできる魚は捕食対象となる。エビも不可。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 土管や鉢などの隠れ家、アルカリ性に傾ける大磯砂やサンゴ砂など | |
避けたほうがよいもの | 水質を酸性に傾けるソイル | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | -匹 |
特徴・飼育上の注意
水質の悪化に強く、最高で33℃程度の高温に耐え、5℃程度の低温でも生き抜くことができる強健種。
親が卵を守り、稚エビの育成もするとあって、飼育は容易。
たたし、飼いやすいからといって水換えをサボったり、ろ過器の設置を怠るといわゆる強烈なザリガニ臭がするようになる。
熱帯魚と同じように飼育すれば問題はない。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています