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アブラミテス  

アマゾン川のギアナ高地に生息する中型カラシン。

クラウンローチのような白と黒の縞模様が特徴。
しかし成魚になるとそのほとんどは黒っぽい色に変わる。

注意したいのは草食性というところだ。
水草水槽にいれればたちまち水草を食べつくしてしまう。
アヌビアス・ナナ」ですら食べてしまうほどだ。

また、とても気が荒く多くの魚と混泳ができない。
飼い始める場合は以上のを考慮しないとこの魚に悩まされることになる。

水槽飼育にあたっては問題行動が多いため人気は下火。
しかし悠々と一匹で泳ぐ姿は憎めない。


Photo  

アブラミテス
 
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データ  

学名Abramites hypselonotus (Günther, 1868)
英名Marbled headstander
分類カダヤシ(Cyprinodontiformes)目、アノストムス(Anostomidae)科、アブラミテス(Abramites)属
通称アブラミテス
分布ギアナ、アマゾン川
最大体長14cm
寿命5〜8年
人工飼料。草食性のため草食魚用のフードが良いだろう。水草を入れてあげるとよく食べる。
適性な水質温度22〜27℃
PH6.0〜7.5
硬度軟水
飼育難易度普通
繁殖難易度非常に難しい(産卵報告なし)
オスメスの見分け方オス体高が高く模様が濃い
メス体高が低いスリムな体型
水槽内で好む高さ中層、底層
混泳での注意点非常に激しい性質のため混泳は無理。するなら同種をテリトリーを作れないくらい入れる必要がある。なおコリドラスなどの底にいる魚なら可能との情報もある。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど草食性なので食べられてもよい水草
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*1−匹

特徴・飼育上の注意  

非常に攻撃的な性格なので混泳は無理と考えたほうがいいだろう。草食性のため水草を入れる場合は食べられてもいいものを入れたほうがよい。ナナすらも食べる珍しい種だ。
水質に関しては特に気をつけることはない慣れればたいていの環境で飼育することができる。最大で14cmと大型になるので最終的には90cmクラスの水槽が必要になる。
この種を増やそうと思うチャレンジャーもそうそういないことから、繁殖は報告がない。
その凶暴な性格と近年の水草水槽への人気からショップに入ることも少なくなっている。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています