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- シュフェルディ・ドワーフザリガニ へ行く。
- 1 (2020-05-26 (火) 14:35:58)
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シュフェルディ・ドワーフザリガニ
北アメリカの南東部原産のドワーフザリガニ。
名前の通り最大でも4cm程度と小型のザリガニ。
沼や小川、湖からちょっとした側溝など、幅広い環境に適応することができる。基本的に流れが穏やかで水深の浅い環境が適している。
乾燥すると土を掘って退避するなど、高いサバイバル能力を誇る。
体色は基本的に透明で、くすんだイエローとブラックの斑点が散りばめられたような色をしている。
地域によってはブルーの強いものも存在する。アクアリウムにおいてはブルーの濃いものが好まれる傾向にある。
繁殖が容易で、十分な餌を与えると水槽で自然に増える。
稚ザリは2ヶ月もすると成熟し産卵が可能になる。
幅広い水質に対応することができるため、初心者向けのザリガニと言える。
ただし、水草水槽などで一度数が増えると完全に除去するのは困難なので、計画的に導入すること。
Photo
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データ
学名 | Cambarellus shufeldtii (Faxon, 1884) | |
英名 | Cajun dwarf crayfish | |
分類 | エビ(Decapoda)目、アメリカザリガニ(Cambaridae)科、カンバレルス(Cambarellus)属 | |
通称 | ケイジャンドワーフザリガニ、シュフェルディ・ザリガニ | |
分布 | アメリカ(アラバマ州、アーカンソー州、イリノイ州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、ミズーリ州、テネシー州、テキサス州) | |
最大体長 | 3~4cm | |
寿命 | 1~1年半 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。雑食でなんでも旺盛に食べる。一般的な熱帯魚を飼育している水槽にスカベンジャーとして導入する場合は専用の餌を与えなくても飼育が可能。 | |
適性な水質 | 温度 | 16~28℃ |
PH | 6.0~8.0 | |
硬度 | 軟水〜中程度の硬水:6~12°d | |
飼育難易度 | 非常にやさしい、一般的な管理方法で問題なく飼育できる | |
繁殖難易度 | 非常にやさしい ドワーフザリガニの中でも繁殖力が旺盛。主に春先と初夏に産卵する。メスが抱卵すると空気を送り込むように腹を動かす。産卵後に3ヶ月もすれば成熟し、繁殖することが可能。 | |
オスメスの見分け方 | オス | ハサミが大きい、メスに比べると小さい |
メス | オスより大きくなる、ハサミが小さい | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:攻撃的になることがある。雑食性だがハサミで捕まえることのできる魚は捕食対象となる。エビも不可。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 土管や鉢などの隠れ家、水草 | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 36匹 |
特徴・飼育上の注意
一般的な熱帯魚を飼育できる水質なら問題なく飼育することができる。
環境が整うと旺盛な繁殖力を発揮して増えるので注意。
同じエビ系は食べられてしまうので、水草水槽に本種とヤマトヌマエビやミナミヌマエビを同時に導入することは避ける。
飼いやすいからといって水換えをサボったり、ろ過器の設置を怠るといわゆる強烈なザリガニ臭がするようになる。
熱帯魚と同じように飼育すれば問題はない。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています